うわ‐ぬり【上塗(り)】
[名](スル) 1 壁塗り・塗装などで、あらかた塗った上に、仕上げとして最後に塗ること。また、その塗り。仕上げ塗り。「テーブルにニスを—する」 2 あることの上にさらに同じようなことを重ねること...
おおうち‐ぬり【大内塗】
山口県に産する漆器。椀(わん)および盆が主で、ベンガラ塗りに黄緑の彩漆(いろうるし)で秋草を描き、菱形(ひしがた)の切り箔(はく)をはったもの。大内義隆の奨励によって始められたといわれる。
かきあわせ‐ぬり【柿合(わ)せ塗(り)/掻き合(わ)せ塗(り)】
漆塗りの一。器物に柿の渋を塗り、その上に黒・紅殻(べにがら)などの色をつけて漆の上塗りを1回だけしたもの。家具類に用いる。
かけご‐ぬり【掛(け)子塗(り)】
土蔵の観音開きの扉の合わさる部分に、左右が組み合うように段をつけて漆喰(しっくい)を塗ること。
かべ‐ぬり【壁塗(り)】
[名](スル)壁を塗ること。またそれを職業とする人。左官。
かわり‐ぬり【変(わ)り塗(り)】
漆塗りで、各種の技法や材料を応用した変化に富むもの。主に刀剣の鞘(さや)の装飾として発達したので鞘塗りともいう。
きじ‐ぬり【木地塗(り)】
木目(もくめ)を生かして木地に漆を薄く塗ること。また、その漆器。木地。
きじろ‐ぬり【木地蝋塗(り)】
漆芸の技法の一。透き漆を塗って素材の木目(もくめ)を生かす塗り方。
キンマ‐ぬり【キンマ塗】
「キンマ2」に同じ。
きん‐むしくいぬり【金虫食い塗(り)】
漆塗りの手法の一。虫食いの跡のように凹凸にした下塗りに金箔(きんぱく)を置き、その上に漆を塗り重ねて研ぎ出すもの。