ぼく‐ぎん【墨銀】
《「墨」は「墨西哥(メキシコ)」の略》メキシコの8レアル銀貨。近世、欧米諸国から中国に流入し、東洋の貿易市場の通貨となった。
ぼく‐しゅ【墨守】
[名](スル)《中国で、思想家の墨子が、宋の城を楚(そ)の攻撃から九度にわたって守ったという「墨子」公輸の故事から》自己の習慣や主張などを、かたく守って変えないこと。「旧説を—する」
ぼく‐しょ【墨書】
[名](スル)墨で書くこと。また、その書いたもの。「座右の銘を—する」
ぼく‐しょう【墨床】
すりかけの墨をのせておく台。墨台。
ぼく‐しょう【墨象】
前衛書道の異称。
ぼく‐しょく【墨色】
書かれたものの、墨の色つや。また、墨のように黒い色。すみいろ。
ぼくしょ‐どき【墨書土器】
裏底や側面に、文字や模様、顔などが描かれた土器。
ぼく‐じ【墨字】
墨で書いた文字。
ぼく‐じゅう【墨汁】
1 墨をすった汁。特に、すぐに使えるように製造した黒色の墨液。 2 イカ・タコの体内にある黒い汁。
ぼくじゅう‐のう【墨汁嚢】
イカ・タコの体内にあり、分泌される墨汁を蓄える袋。