うたげ【宴/讌】
酒宴。宴会。さかもり。「うちあげ(打ち上げ)」の音変化とも、歌酒の意ともいう。
うたた【転】
[副] 1 ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前にして心が深く感じ入るさまにいう。「—同情の念に堪えない」 2 (「うたたあり」の...
歌(うた)は世(よ)につれ世(よ)は歌(うた)につれ
歌は世の成り行きにつれて変化し、世のありさまも歌の流行に影響される。
うだつ【梲/卯建つ】
《「うだち」の音変化》 1 (梲)建物の妻にある梁(はり)の上に立て、棟木を受ける短い束(つか)。 2 民家で、妻の壁面を屋根より高く造った部分。また、建物の外側に張り出して設けた防火用の袖壁(...
うだ・る【茹る】
[動ラ五(四)]《「ゆだる」の音変化》 1 「ゆだる」に同じ。「卵が—・る」「銭湯で—・る」 2 暑さのため、からだがぐったりする。「猛暑に—・る」 3 疲れや酔いなどでからだがふらふらになる。...
うちあげ‐はなび【打(ち)上げ花火】
筒で打ち上げて上空で開かせる花火。大輪の花模様をひろげる割物(わりもの)や、それを変化させた半割(はんわり)・小割(こわり)、円形に展開しないポカなどがある。揚げ花火。
うち‐あ・り【打ち有り】
[動ラ変] 1 存在する。ある。いる。「ただうち恥ぢらひて誰(たれ)も—・るを」〈狭衣・三〉 2 ありふれている。ざらにある。「同じ歌と申せども、この頃の—・る様にもあらず」〈今鏡・二〉
うち‐あん・ず【打ち案ず】
[動サ変]思いを巡らす。思案する。「義時、とばかり(=少シノ間)—・じて」〈増鏡・新島守〉
うち‐かえし【打(ち)返し】
[名] 1 古綿を打ち直すこと。また、その綿。「—の綿入れ」 2 劇場の舞台の背景の板を裏返して別の背景にすること。 3 建築で、左右または上下が対称なこと。うってがえし。 [副] 1 同じ...
うち‐かわ・る【打(ち)変(わ)る】
[動ラ五(四)]「打って変わる」に同じ。「変わる」を強めていう語。「今迄の傾城買いとは、裏と表のように、—・った狂言として」〈菊池寛・藤十郎の恋〉