ゆう‐はふ・る【夕羽振る】
[動ラ四]夕方、鳥が羽ばたくように、波や風が立つ。⇔朝羽(あさは)振る。「—・る波こそ来寄れ」〈万・一三一〉
ゆう‐はらえ【夕祓】
夕方に行う祓。特に、夏越(なごし)の祓をいう。
ゆう‐ばえ【夕映え】
1 夕日を受けて照り輝くこと。 2 夕焼けのこと。「—の西の空」 3 夕方の薄明かりに物の姿がくっきり浮かんで見えること。また、その姿。「—いときよげなり」〈源・若菜上〉
ゆう‐ばれ【夕晴(れ)】
夕方、空が晴れ上がって明るくなること。
ゆう‐ひ【夕日/夕陽】
夕方の太陽。また、その光。入り日。夕陽(せきよう)。「—が沈む」
ゆう‐べ【夕べ】
《「夕(ゆう)方(へ)」の意。古くは「ゆうへ」》 1 日の暮れるころ。夕方。「秋の—」⇔朝(あした)。 2 何かの催し物が行われる夜。「音楽の—」 3 《一説に、「よ(夜)べ」の転じた「ようべ」...
ゆう‐まがき【夕籬】
夕方のまがき。夕方の娼家(しょうか)の店先。
ゆう‐まぐれ【夕間暮れ】
《「まぐれ」は「目(ま)暗(ぐれ)」の意。「間暮」は当て字》夕方の薄暗いこと。また、その時分。ゆうぐれ。
ゆう‐まどい【夕惑ひ】
夕方から眠たがること。宵惑い。「おとどは—し給ひて臥(ふ)し給ひぬ」〈落窪・二〉
ゆう‐もや【夕靄】
夕方に立ちこめるもや。