そく‐じつ【仄日】
西に傾いた太陽。夕日。
そ‐ぜん【楚然】
[ト・タル][文][形動タリ]あざやかなさま。「緑りの枝を通す夕日を脊に…—として織り出されたる女の顔は」〈漱石・草枕〉
そま・る【染まる】
[動ラ五(四)] 1 染料や絵の具・墨などがついたりしみ込んだりして、その色になる。「みごとな藍に—・った布地」「全身朱(あけ)に—・る」 2 光のぐあいなどであたりの色が変わる。「夕日に—・る...
そ・める【染める】
[動マ下一][文]そ・む[マ下二] 1 染料などを使って色をつける。また、しみこませて色や模様をつける。「髪を—・める」「セーターを赤く—・める」 2 光などが、あたりの色を変える。ある色にする...
そら‐ほでり【空火照り】
夕日で空が赤く映えること。夕焼け。「その夕暮れの—して」〈浮・一代男・五〉
たお‐たお
[副]しなやかなさま。たおやかなさま。たわたわ。「夕日の光をあびて—と羽ばたいてゆく五位のむれを」〈中勘助・銀の匙〉
ただ‐さ・す【直差す】
[動サ四]日光が直接照らす。直射する。「朝日の—・す国、夕日の日照る国なり」〈記・上〉
たち‐かげ【太刀影】
1 太刀のひらめく光。「夕日脚の事なれば、—の障子にすきて見えければ」〈曽我・六〉 2 太刀のおかげ。武功のおかげ。「御—を以て、信州更級(さらしな)へ帰参申したし」〈甲陽軍鑑・二八〉
つち‐ふ・る【土降る/霾る】
[動ラ四]風に吹き上げられた土や砂が降る。《季 春》「真円(まんまる)き夕日—・るなかに落つ/汀女」「雲端に—・る心地して」〈奥の細道〉
てり‐は・える【照(り)映える】
[動ア下一][文]てりは・ゆ[ヤ下二]光を受けて美しく輝く。光が物にあたって輝いて見える。「夕日に紅葉が—・える」