にしき‐ぎ【錦木】
1 ニシキギ科の落葉低木。山野に自生。枝にコルク質の翼が四方につき、葉は楕円形で、秋に紅葉する。5月ごろ、黄緑色の小花が咲き、実は赤く熟す。庭木にされ、枝に翼のないものをコマユミという。ニシキギ...
ぬた‐う・つ
[動タ四] 1 猪(いのしし)が泥土に転がり臥(ふ)す。「恋をして臥す猪(ゐ)の床(とこ)はまどろまで—・ちさます夜半の寝覚よ」〈夫木・二七〉 2 しまりなく寝ころがる。また、転げまわる。のたう...
はや‐しお【早潮】
さしひきのはやい潮。また、流れのはやい潮流。「—や春の霞のながれ江になほ影とまる夜半月かな」〈為尹千首〉
はん【半】
[音]ハン(呉)(漢) [訓]なかば [学習漢字]2年 1 二つに分けた片方。全体の二分の一。「半額・半径・半減・半身・半日・半半・半分/一半・過半・折半・前半・大半」 2 まだ全体に行き渡らな...
はん‐や【半夜】
1 まよなか。夜半。また、子(ね)の刻から丑(うし)の刻まで。「—行人稀なる築地居留地を歩して」〈芥川・開化の殺人〉 2 一夜を二分したその半分。「—の宴」 3 江戸時代、京都島原・大坂新町など...
ひ‐にく【皮肉】
[名・形動] 1 皮と肉。また、からだ。「六尺の—と共に夜半の嵐に吹き籠めて」〈樗牛・滝口入道〉 2 うわべだけなこと。また、そのさま。皮相。「年を取るに連れて趣味が—になって行くんだね」〈谷崎...
みやこ‐わすれ【都忘】
ミヤマヨメナの栽培品種。4〜6月、中央が黄色で周囲が濃紫・紅・白色などの頭状花をつける。花壇などに植え、また切り花にする。野春菊(のしゅんぎく)。あずまぎく。《季 春》「紫の厚きを—とて/夜半」
や【夜】
[音]ヤ(呉)(漢) [訓]よ よる [学習漢字]2年 〈ヤ〉よる。「夜陰・夜間・夜勤・夜景・夜行(やこう・やぎょう)・夜食・夜半/暗夜・一夜・五夜・今夜・終夜(しゅうや)・初夜・除夜・深夜・...
よ‐なか【夜中】
夜のなかば。夜ふけ。夜半。「—まで起きている」
よるのねざめ【夜の寝覚】
平安後期の物語。5巻または3巻。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)と伝えられるが未詳。成立年未詳。中の君寝覚の上と中納言との悲恋物語。源氏物語の影響が強い。夜半(よわ)の寝覚。寝覚。