ほんぞうこうもく【本草綱目】
中国、明代の代表的な本草学研究書。52巻。李時珍著。1596年刊。動物・植物・鉱物約1900種について、名称・産地・形態・薬効・処方例などを記述し、歴代本草学を集大成したもの。日本には慶長12年...
まんざいきょうかしゅう【万載狂歌集】
江戸後期の狂歌集。17巻2冊。四方赤良(よものあから)・朱楽菅江(あけらかんこう)編。天明3年(1783)刊。「千載和歌集」に倣い、古今の狂歌を集大成したもの。
まんようしゅうこぎ【万葉集古義】
江戸後期の万葉集の注釈書。141冊。鹿持雅澄(かもちまさずみ)著。文政10年(1827)ごろ成立、天保13年(1842)ごろまで加筆。万葉集本文の解釈を中心に、枕詞・人名・地名・歌格・語法など各...
みぞくされ‐びょう【溝腐れ病】
樹木の幹に縦長の溝ができる病気。チャアナタケモドキやモミサルノコシカケなどの菌類によって、スギ・アスナロ・ツガ類・トドマツ・モミ類などに起こる。菌に感染した部位は成長が止まり、周囲の健全な木部が...
みろく‐きょう【弥勒経】
未来仏である弥勒菩薩について述べた経典の総称。特に、竺法護(じくほうご)訳「弥勒下生(げしょう)経」、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「弥勒大成仏経」、沮渠京声(そきょけいせい)訳「弥勒上生経」を弥勒...
めいよ【名誉】
《原題、(ドイツ)Die Ehre》ズーダーマンの戯曲。1889年、ベルリンにて自由劇場が初演、大成功をおさめた出世作。
ももやま‐ぶんか【桃山文化】
桃山時代の文化。美術史では安土時代をも含める。長い戦国争乱の状態から急速に統一が達成され、自由闊達(かったつ)な人間中心の文化が展開。雄大な城郭・社寺などが造営され、内部を飾る華麗な障屏画(しょ...
やくもみしょう【八雲御抄】
鎌倉初期の歌学書。6巻。順徳天皇著。成立年未詳。古来の歌学・歌論を系統的に集大成したもの。八雲抄。
易(やす)きに付(つ)・く
安易なほうを選ぶ。「—・いてばかりでは大成しない」
よしだ‐しんとう【吉田神道】
室町末期、吉田兼倶(よしだかねとも)が大成した神道の一派。儒・仏・道三教を枝・葉・花実とし、日本古来の随神(かんながら)の道を法の根本であると唱える。近世に広く浸透した。元本宗源神道。唯一神道。...