いさみ【勇み】
[名・形動] 1 おとこ気に富んで、言語・動作の威勢がよいこと。また、そのような人や、そのさま。「ちょいと—な、銭遣(ぜにづかい)の奇麗な所に岡惚れして」〈木下尚江・良人の自白〉 2 いさむこと...
いしかわ‐の‐しょうじゃ【石川精舎】
敏達天皇13年(584)蘇我馬子(そがのうまこ)が石川の自宅に百済(くだら)伝来の仏像を安置した仏殿。日本最初の寺で、橿原市石川町にある本明寺がその遺址といわれる。
いしづがおか‐こふん【石津ヶ丘古墳】
⇒履中天皇陵古墳
いしばい‐の‐だん【石灰の壇】
清涼殿の東庇(ひがしびさし)の南端にあり、土を盛り上げ、石灰で塗り固めて板敷きと同じ高さにしてあった壇。天皇が毎朝、伊勢神宮と内侍所(ないしどころ)を拝した所。石灰の間(ま)。
いしやま‐でら【石山寺】
大津市石山町にある真言宗御室派の別格本山。山号は石光山。開創は天平勝宝元年(749)と伝え、開基は聖武天皇、開山は良弁(ろうべん)。西国三十三所の第13番札所。永長元年(1096)再建の本堂、建...
い‐しょう【称唯】
宮廷で、天皇に召された官人が口を覆って「おお」と応答すること。「高く—してまかり立ちて」〈愚管抄・三〉 [補説]「称唯」を「いしょう」と転倒して読むのは、「譲位」と音が似ているので、それを避けた...
いたわし・い【労しい】
[形][文]いたは・し[シク]《いたわりたくなる状態である、の意》 1 気の毒で同情しないではいられない。不憫(ふびん)である。「—・い身の上」 2 気苦労である。気づかわしい。「願はくは、大王...
いち‐じん【一人】
《天下にただ一人の意》天子。天皇。上御一人(かみごいちにん)。「—を始め進(まゐ)らせて百官皆椒房(せうばう)の月に涙を落とし」〈太平記・三三〉
いちだい‐いちど【一代一度】
1代の天皇の在位中、ただ一度行われること。また、その行事。
いちだいいちど‐の‐ほうへい【一代一度の奉幣】
天皇即位後、その即位を告げるために伊勢神宮以下全国の有力な神社に勅使を遣わし、神宝および幣帛(へいはく)を奉ること。