イスラム‐れき【イスラム暦】
イスラム教諸国で用いられる太陰暦。ムハンマドによるメッカからメジナへの移住(ヒジュラ)を記念して、のちに陰暦のこの年の元日(西暦622年7月16日)を起点として定めたもので、ヒジュラ暦、マホメッ...
いん‐れき【陰暦】
1 「太陰暦(たいいんれき)」に同じ。 2 「太陰太陽暦」に同じ。日本でいう旧暦はこれにあたる。
うるう【閏】
平年よりも日数や月数が多いこと。地球の公転や季節と暦とのずれを調整するためのもの。太陽暦では1年を365日とするが、地球の公転(1太陽年)は365日5時間48分46秒なので、その端数を4年ごとに...
うるう‐どし【閏年】
閏のある年。太陽暦では、2月を29日とし1年を366日とする年。太陰暦では、閏月のある年。
カリポス‐ほう【カリポス法】
紀元前4世紀、ギリシャのカリポス(Kallippos)が考案した太陰太陽暦。太陰暦76年を1期とし、これに28回の閏年を入れて季節に合わせるもの。これによると1太陽年が365.25日となる。
こ‐れき【古暦】
昔の暦。太陽暦以前の太陰暦など。
さく【朔】
1 月と太陽との黄経が等しくなる時。月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面を向けるので、見えない。新月。→望(ぼう) 2 太陰暦で、月の第1日。ついたち。 3 昔、中国で、天子が歳末に諸侯に与...
さんとう‐れき【三統暦】
中国、前漢の劉歆(りゅうきん)が作った太陰暦。前7年成立。夏・殷・周3代に行われた太初暦を増修したもの。
しぶん‐ほう【四分法】
1 混合物などの平均試料を得るために4分割したものの二つをとって混合する方法。 2 中国漢代に行われた太陰暦。古代ギリシャのカリポス法に相当。四分暦。
たいいんたいよう‐れき【太陰太陽暦】
太陰暦を、太陽の動き、すなわち季節にも合わせて作った暦。太陰暦の12か月は1太陽年より約11日少ないので、19年に7回の閏月(うるうづき)を置くなどして調節する。中国などの古代暦や日本の旧暦はこ...