ねぶり【眠り/睡り】
ねむること。ねむり。「汽車の留った為に、—が調子を失って」〈漱石・坑夫〉
ねもと【根本】
姓氏の一。 [補説]「根本」姓の人物根本進(ねもとすすむ)根本通明(ねもとつうめい)根本陸夫(ねもとりくお)
ね‐や【閨/寝屋】
1 夜寝るための部屋。特に、夫婦の寝室。「—のむつ言(ごと)」 2 奥深い所にある部屋。深窓。「思ひやり異なることなき—のうちに、いといたく思ひあがり」〈源・帚木〉
ねんきんぶんかつ‐せいど【年金分割制度】
夫婦が離婚した場合に、婚姻期間中の厚生年金記録(標準報酬月額・標準賞与額)を当事者間で分割できる制度。当事者双方の合意または裁判手続きによって按分割合を定める合意分割制度と、第3号被保険者の請求...
ねん‐りょ【念慮】
1 あれこれと思いめぐらすこと。また、その思い。思慮。「名利をむさぼらんとするの—は全く消え」〈藤村・春〉 2 仏語。凡夫の浅い智慧であれこれと思いめぐらすこと。また、その思い。
のう‐めん【能面】
能に用いる仮面。尉面(じょうめん)・姥(うば)・般若(はんにゃ)・平太など種類が多い。彫り方や彩色にも工夫がなされ、一つの面で喜怒哀楽を表現できるように作られている。おもて。 [補説]書名別項。→能面
のう‐りょう【納涼】
暑さを避けるため、工夫をこらして涼しさを味わうこと。すずみ。「—船」
のき‐ざり【退き去り】
人をその場に残して去ること。特に、夫婦の一方が相手を残して家を出ること。「—するも外聞が悪さに」〈伎・四谷怪談〉
のぎくのごとききみなりき【野菊の如き君なりき】
木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和30年(1955)公開。原作は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」。出演、有田紀子、田中晋二ほか。第10回毎日映画コンクール撮影賞受賞。
のぎくのはか【野菊の墓】
伊藤左千夫の処女小説。明治39年(1906)発表。江戸川のほとりを舞台に、旧家の息子政夫と、二つ年上のいとこ民子の淡い恋を描く。