あやめ‐の‐つくえ【菖蒲の机】
端午の節会(せちえ)に、典薬寮から宮中に奉るショウブをのせて運んだ机。
あわ・む【淡む】
[動マ下二]軽く扱う。疎んじる。「げに、かく—・められ奉るも」〈源・帚木〉
いたずら‐びと【徒人】
1 役に立たない人。無用の人。徒者(いたずらもの)。「忠雅らも—になりぬべくてなむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 落ちぶれた人。「—をば、ゆゆしきものにこそ思ひ捨て給ふらめ」〈源・明石〉 3 死んだ人。...
いちだいいちど‐の‐ほうへい【一代一度の奉幣】
天皇即位後、その即位を告げるために伊勢神宮以下全国の有力な神社に勅使を遣わし、神宝および幣帛(へいはく)を奉ること。
いら‐な・し【苛なし】
[形ク] 1 心が苦しい。心苦しく不安だ。「悲しけくここに思ひ出—・けくそこに思ひ出」〈万・三九六九〉 2 際だってはなはだしい。「候ふ人々も—・くなむ泣きあはれがりける」〈大和・一六八〉 3 ...
うら・む【恨む/怨む/憾む】
[動マ五(四)] 1 ひどい仕打ちをした相手を憎く思う気持ちをもちつづける。「冷たい態度を—・む」 2 自分の思うようにならない状況に不満や悲しみを持ちつづける。「世の中を—・む」 3 (憾む...
え‐こう【回向/廻向】
[名](スル)仏語。 1 死者の成仏を願って仏事供養をすること。「冥福を祈って—する」 2 自分の修めた功徳(くどく)を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。 3 浄土真宗で...
えん‐きゅう【円丘】
1 頂上がまるくなっていて傾斜の緩やかな丘。 2 昔、天皇が冬至に天を祭るために、郊外に築いた円形の塚。古代中国の天子にならったもの。 3 まるい塚。円形の陵。「—を高く築(つ)いて、北向きに葬...
おおみ‐き【大御酒】
神や天皇などに奉る酒。「親王(みこ)にむまの頭(かみ)、—まゐる」〈伊勢・八二〉
おさな‐ごこち【幼心地】
「幼心」に同じ。「—にも、はかなき花紅葉につけても志を見え奉る」〈源・桐壺〉