いじょう‐ぶんべん【異常分娩】
母体や胎児の状態に何らかの問題があり正常分娩とならないこと。母子の生命と安全を確保するため、分娩経過において薬剤・器具などによる医学的介入を要するもの。流産・早産・微弱陣痛・過強陣痛・児頭骨盤不...
かんし‐ぶんべん【鉗子分娩】
産科鉗子で胎児の頭を挟み、引っ張って分娩させること。胎児や母体に危険がおよぶと考えられる場合に行う。
きゅういん‐ぶんべん【吸引分娩】
胎児の頭を椀状の吸引装置で吸い付け、引っ張って娩出させる方法。
ぎ‐べん【擬娩】
⇒クーバード
けいちつ‐ぶんべん【経膣分娩】
産道となる膣を経て出産すること。
しぜん‐ぶんべん【自然分娩】
自然の陣痛発来を待ち、麻酔・陣痛誘発・帝王切開・吸引分娩・鉗子(かんし)分娩などの医療処置を行わずに、経膣(けいちつ)分娩を行うこと。普通分娩。
せいじょう‐ぶんべん【正常分娩】
自発的な陣痛を経て、胎児及びその付属物の娩出(分娩第1〜3期)・出産後の子宮の収縮(分娩後期)という一連の生理的経過を経て分娩すること。妊娠37週以降42週未満で、帝王切開などの医学的介入を必要...
ふつう‐ぶんべん【普通分娩】
⇒自然分娩
ぶん‐べん【分娩】
[名](スル)胎内の子を体外に産み出すこと。出産。「産院で—する」
へいそくせい‐ぶんべん【閉塞性分娩】
児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣(けいちつ)分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良などにより、骨盤が十分に発達していない状態で妊娠した場合などに起こる。帝王切開など...