いり‐むこ【入(り)婿】
婚姻により、他家の女の夫としてその家の籍に入ること。また、その人。婿養子。入夫(にゅうふ)。いりうど。
いるいこんいん‐たん【異類婚姻譚】
伝説・民話で、人と異類2との婚姻を主題とするもの。蛇婿入りや鶴女房など。
いん【姻】
[常用漢字] [音]イン(呉)(漢) 夫婦の縁組み。嫁取りや婿取り。「姻戚(いんせき)・姻族/婚姻」
うち‐あげ【内揚げ/内上げ】
1 (内揚げ)和裁で、衣服のあげをあらかじめ内側に縫い込んでおくこと。⇔外揚げ。 2 内金を支払うこと。また、内金。内入り。「米屋へ金子(きんす)三両—にして」〈浮・文反古・一〉 3 初婿入りの...
うづきのもみじ【卯月の紅葉】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。宝永3年(1706)大坂竹本座初演。大坂心斎橋の古道具商笠屋の娘お亀と養子婿との心中事件を脚色したもの。続編に「卯月の潤色(いろあげ)」がある。
うま‐まわり【馬廻り】
1 主君または一軍の大将の乗っている馬の周囲。「義貞は兼ねてより—に勝れたる兵を七千余騎囲ませて」〈太平記・一四〉 2 主君・大将の乗った馬の周囲にあって警護をする騎馬武者。また、その一団。近世...
えん‐だん【縁談】
候補者を挙げてする結婚や婿養子縁組みの話。
えん‐づ・く【縁付く】
[動カ五(四)]嫁に行く。とつぐ。また、婿入りする。「次女は去年—・いた」 [動カ下二]「えんづける」の文語形。
えん‐づ・ける【縁付ける】
[動カ下一][文]えんづ・く[カ下二]嫁にやる。とつがせる。また、婿入りさせる。「娘をさる商家に—・けるとて」〈二葉亭・浮雲〉
おかた‐ぼうこう【御方奉公】
一定の年限を定めて婿が嫁方に入って働く習俗。年限により三年婿・五年婿などとよばれる。→年季婿(ねんきむこ)