紫(むらさき)の朱(あけ)を奪(うば)う
《「論語」陽貨から》古代正色とされていた朱にかわり、孔子のころには間色である紫が好まれるようになったところから、まがいものが本物にとってかわり、その地位を奪うことのたとえ。また、似て非なるものの...
らん‐しょう【濫觴】
《揚子江のような大河も源は觴(さかずき)を濫(うか)べるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる孔子の言葉から》物事の起こり。始まり。起源。「私(わたくし)小説の—と目される作品」
りゅうざん‐じ【竜山寺】
《Leong San See Temple》シンガポール、市街中心部のリトルインディア地区にある道教寺院。1917年に中国出身の僧により建立。観音像と孔子の像を安置し、屋根の上には中国の福建省に...
ろ【魯】
中国、春秋時代の列国の一。周の武王の弟、周公旦が曲阜(きょくふ)(山東省)に封ぜられたのに始まる。春秋時代、大国の間にあって国勢は振るわなかったが、周の文化を最もよく伝えた。前249年、楚に滅ぼ...
ろんご【論語】
中国の思想書。20編。孔子没後、門人による孔子の言行記録を、儒家の一派が編集したもの。四書の一。処世の道理、国家・社会的倫理に関する教訓、政治論、門人の孔子観など多方面にわたる。日本には応神天皇...
藁(わら)を焚(た)・く
1 そそのかす。たきつける。「うそをまことにとりなして、—・いたる科(とが)により」〈浮・元禄大平記〉 2 そしる。中傷する。「孔子のやうな人柄さへ、列子、荘子は—・く」〈浮・風流源氏〉