たくましく・する【逞しくする】
[動サ変][文]たくましく・す[サ変]思う存分にする。ほしいままにする。たくましゅうする。「想像を—・する」
台座(だいざ)の別(わか)れ
《人間の胴体を台座にたとえて》首が胴を離れること。死んでしまうこと。「何がさて相違あらば—、御存分になさいませ」〈浄・千本桜〉
てんじょう‐ぬけ【天井抜け】
制限や限度のないこと。また、だれにも気がねしないこと。思う存分。「こちらはここに—、寝て花やろと蒲団敷く」〈浄・千本桜〉
所(ところ)を◦得(え)る
よい地位や境遇を得る。適した職を得て力を発揮する。「—◦得て存分に活躍する」
なき‐つく・す【泣(き)尽(く)す/鳴(き)尽(く)す】
[動サ五(四)] 1 (泣き尽くす)泣きたいだけ存分に泣く。「涙もかれんばかりに—・す」 2 (鳴き尽くす)虫などが声の限りに鳴く。「蟋蟀は…変りなく秋を—・している」〈芥川・戯作三昧〉
のし‐き・る【伸し切る】
[動ラ四]存分に振る舞う。また、威張る。「町内に—・って、何処へも搦む二枚糸強がってなりませぬ」〈緑雨・門三味線〉
はだ・ける【開ける】
[動カ下一][文]はだ・く[カ下二] 1 手や足を大きく広げる。また、目・口などを大きくあける。「指の股を思い存分—・けた両手で」〈有島・星座〉 2 衣服の前などを広げる。「胸を—・ける」「火鉢...
はら‐いっぱい【腹一杯】
(副詞的にも用いる) 1 たくさん食べて、もうこれ以上腹に入らないこと。「—になる」「—詰め込む」 2 思う存分。「お国が—の我儘を働く間(うち)」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
はら‐さんざん【腹散散】
[副]思う存分。したたか。さんざっぱら。「—慰んで」〈滑・膝栗毛・三〉
ふくろ‐だたき【袋叩き】
一人または少数の人を大勢で取り囲んで存分にたたくこと。また、大勢の人から集中的に非難されること。「—にあう」「—にする」