はくしょく‐しぼうそしき【白色脂肪組織】
脂肪細胞の種類の一。中性脂肪を貯蔵する働きをもつ。体内の脂肪細胞のほとんどは白色脂肪組織で、皮下や内臓の周囲に大量に存在する。単胞性脂肪細胞。白色脂肪細胞。→褐色脂肪組織
白馬(はくば)は馬(うま)に非(あら)ず
中国戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁(きべん)的命題。「白馬」を認識するとき、人は「白」と「馬」とを別々に知覚しうるから、「白馬」は「馬」ではないとする。のち、白馬という存在と馬という存在をことさ...
はし‐くれ【端くれ】
1 木などの端を切り落としたもの。切れ端。「木の—」 2 取るに足らない存在ではあるが、一応その類に属している者。多く、謙遜しながら自分を表すときに用いる。「芸術家の—」
はしょうふう‐きん【破傷風菌】
破傷風の病原菌。グラム陽性の桿菌(かんきん)。嫌気性で、土壌中に存在する。明治22年(1889)北里柴三郎が培養に成功し、抗毒素血清を作った。
始(はじ)めに言葉(ことば)ありき
《新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章から》創世は神の言葉(ロゴス)からはじまった。言葉はすなわち神であり、この世界の根源として神が存在するという意。
は‐そく【波束】
波形が、ある時刻に空間の限られた部分にだけ存在する波。量子力学では、存在確率が有限の空間内に限られた粒子の状態に対する波動関数をいう。
はだか‐の‐とくいてん【裸の特異点】
物理学における相対性理論に基づいた概念の一つ。事象の地平線に囲まれていない特異点のこと。ブラックホールの内部には、密度または時空の曲率が無限大となる特異点が存在すると考えられるが、事象の地平線を...
はっ‐けん【発見】
[名](スル)まだ知られていなかったものを見つけ出すこと。また、わからなかった存在を見いだすこと。「新大陸の—」「犯人のアジトを—する」
ハッブル‐フロー【Habble flow】
ハッブルルメートルの法則に従って、銀河団が遠ざかる様子を銀河の流れと見なしたもの。この流れからの偏移を詳細に調べることにより、乙女座超銀河団が海蛇座・ケンタウルス座の方向に向かって運動しているこ...
はどう‐かんすう【波動関数】
波動方程式を満足させる関数。量子力学では粒子の状態を表す関数をいい、この絶対値の2乗はその点に粒子の存在する確率密度を表す。