もん‐とう【問頭】
古代の大学寮で、諸道の得業生(とくごうしょう)などに課された官吏登用試験の試験官。問者(もんじゃ)。問頭博士。
やとい【雇い/傭い】
1 雇うこと。また、雇われた人。「臨時—」 2 官公庁で、臨時に雇われた、官吏の身分をもたない職員。雇員(こいん)。「裁判所の一室に下級の書記や—など卓を囲んで」〈木下尚江・良人の自白〉
ゆう‐し【有司】
役人。官吏。「当路の—に意見を陳じた」〈魯庵・社会百面相〉
よう‐にん【傭人】
1 やとわれた人。 2 私法上の雇用契約に基づいて、国または地方公共団体に勤務し、肉体的な単純労務に従事する者。もとは、官吏・公吏とは区別していたが、現在はこの区別を廃止。
り【吏】
役人。官吏。公吏。「温岐一人は方城の—になって」〈鴎外・魚玄機〉
り【吏】
[常用漢字] [音]リ(呉)(漢) 役人。「吏員/汚吏・官吏・公吏・酷吏・獄吏・小吏・税吏・能吏・捕吏」 [名のり]おさ・おさむ・さと・つかさ・ひと・ふみ [難読]吏道(りと)・吏読(りと)
り‐じん【吏人】
役人。官吏。公吏。
り‐そつ【吏卒】
下級の官吏。小役人。
り‐と【吏読/吏道/吏吐】
古代朝鮮で、漢字の音・訓を借りて、朝鮮語の助詞・助動詞などを書き表すのに用いた表記法。新羅(しらぎ)時代から行われ、ハングルが制定されたのちは官吏の間でだけ用いられたので、この名がある。りとう。
り‐と【吏途】
官吏として尽くすべき道。また、官吏の職務。吏務。