てん‐ぼうりん【転法輪】
仏が教えを説くこと。説法。法輪は仏の教えを転輪王の武器である輪宝になぞらえたもので、転は説くこと。
てんぽう‐せん【天保銭】
1 天保通宝の俗称。 2 《明治時代、天保通宝の通用が8厘で1銭に足りないところから》知恵の足りない者。 3 《形が似ているところから》旧陸軍大学校卒業生が胸につけた記章。また、その軍人。
てんま‐ぶし【天満節】
説経節の一派。万治〜元禄(1658〜1704)ごろ、江戸で活躍した天満八太夫の語った曲節。宝暦(1751〜1764)ごろには衰退。
てんりん‐おう【転輪王】
《(梵)Cakravarti-rājanの訳》古代インドの伝説上の理想的国王。身に三十二相を備え、即位のとき天より感得した輪宝によって四方を降伏(ごうぶく)させる。輪宝の種類により、金輪王・銀輪...
でぐちのやなぎ【出口の柳】
地歌。宇治加賀掾作の浄瑠璃の一部をとって、宝永(1704〜1711)ごろに初世杵屋長五郎が作曲。狩野元信と傾城(けいせい)遠山の伝説によっており、歌祭文(うたざいもん)の曲節を取り入れている。
デナリ‐こくりつこうえん【デナリ国立公園】
《Denali National Park》米国アラスカ州中南部、アラスカ山脈にある国立公園。北アメリカ大陸最高峰のマッキンリー(デナリ)を中心とする山岳景観、ハイイログマ、ヘラジカ、オオカミな...
でん【殿】
[常用漢字] [音]デン(呉) テン(漢) [訓]との どの しんがり 〈デン〉 1 大きくりっぱな建物。「殿堂/宮殿・祭殿・社殿・主殿・昇殿・寝殿・神殿・仏殿・宝殿・本殿」 2 軍隊の最後部...
でんか‐の‐ほうとう【伝家の宝刀】
家に代々伝わる大切な刀。転じて、いよいよという場合にのみ使用するもの。切り札。「—を抜く」 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「伝家の宝刀」を...
でんき‐せき【電気石】
鉄・アルミニウム・硼素(ほうそ)などを含む複雑な珪酸塩(けいさんえん)鉱物。色は黒・青・緑・紅などでガラス光沢がある。ふつう柱状結晶で、柱面に縦の条線がある。三方晶系。摩擦や加熱により帯電。透明...
でん‐しゃ【伝写】
[名](スル)写し取って次から次へと伝えること。また、写し取ったものをさらに転写すること。また、その写し。「蘭学社会唯一の宝書と崇められ、夫れを日本人が—して」〈福沢・福翁自伝〉