えんらいのきゃく【遠来の客】
米谷ふみ子の小説。昭和60年(1985)刊の作品集「過越しの祭」に収録。同年、第60回文学界新人賞受賞。自閉症児の母である自身と家族をモデルとした作品。
えんれい‐かく【延齢客】
ヒナギクの別名。
か‐かく【花客】
1 花を見る人。花見の客。 2 (「華客」とも書く)ひいきの客。得意客。とくい。
か‐かく【過客】
行き来する人。行き過ぎる人。旅人。「月日は百代(はくたい)の—にして、行きかふ年もまた旅人なり」〈奥の細道〉
か‐かく【貨客】
⇒かきゃく(貨客)
か‐きゃく【貨客】
貨物と旅客。かかく。
かく【客】
1 「きゃく」の文語的表現。訪問者・買い手・旅人などのこと。「牛飼君の—となるは将に大いに驥足(きそく)を伸ぶべき道じゃ」〈魯庵・社会百面相〉 2 主となるものに対し従となるもの。「主—転倒」
かく【客/脚】
〈客〉⇒きゃく 〈脚〉⇒きゃく
かん‐かく【看客】
見る人。見物人や読者など。「編者延房—に謝して云(いわ)く」〈染崎延房・近世紀聞〉
かん‐かく【閑客】
暇のある人。ひまじん。「富貴の—多く茲(ここ)に住して」〈織田訳・花柳春話〉