かていか‐しつ【家庭科室】
学校で、家庭科の授業を行うための教室。調理用のガス・水道設備があるほか、ミシンなどの裁縫道具が置かれる。家庭教室。
かていない‐りこん【家庭内離婚】
お互いに相手に関心をもたない、食事時間や寝室が別々であるなど、実質上の婚姻関係が破綻(はたん)しているにもかかわらず、夫婦が同居を続けている状態。家庭内別居。
かとう‐ぐち【火灯口】
1 壁面などに設ける火灯形の出入り口。特に、茶室の出入り口の形式の一。鴨居や方立(ほうだて)を使わず、一般には上をアーチ状に丸く塗り固めたもの。給仕口や茶道口によく使われる。 2 歌舞伎の大道具...
鼎(かなえ)の軽重(けいちょう)を問(と)・う
《楚の荘王が、周を軽んじ、周室に伝わる宝器である九鼎(きゅうてい)の大小・軽重を問うたという「春秋左伝」宣公三年の故事から》統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとする。権威ある人の能力・力...
かな‐ぞうし【仮名草子】
江戸初期に行われた小説類の呼称。婦人・子供向けに、平易な仮名文で書かれた、啓蒙娯楽を主としたものが多い。「恨之介(うらみのすけ)」「一休咄(いっきゅうばなし)」など、室町時代の御伽草子の伝統を受...
かのう‐は【狩野派】
日本画の一流派。室町中期に起こり、武家政権の庇護のもとに、日本画の主流を占めつつ、江戸時代を通じて将軍家御用絵師としての家業を世襲した。始祖の正信は、禅僧の宋元画を継いで水墨画を主とし、その子の...
かのこもち【鹿の子餅】
江戸中期の咄本(はなしぼん)。1巻。木室卯雲(きむろぼううん)作。明和9年(1772)刊。63話の小咄から成り、軽妙洒脱な内容で好評を博し、以後の咄本の流行をもたらした。
か‐はん【加判】
[名](スル) 1 公文書に判を加えたり、連判・合判したりすること。また、その判。 2 公文書に花押(かおう)を加えるような重職。鎌倉幕府では連署(れんしょ)、江戸幕府では老中(ろうじゅう)。 ...
かぶき‐ぞうし【歌舞伎草子】
初期歌舞伎、特に女歌舞伎のようすや、歌舞伎踊りの歌謡などを記した草子。室町末期から江戸初期にかけての成立と考えられ、4種が現存。
かぶと‐づくり【兜造(り)】
草葺(くさぶ)き寄せ棟屋根の妻側下部を切り落とし、障子窓を設けた民家形式。屋根裏を養蚕室とする。関東西部・山梨・長野・福島・山形・新潟の各県にみられる。