つぼね【局】
1 宮中や貴人の邸宅で、そこに仕える女性の居室として仕切った部屋。また、大きな建物の中を臨時に仕切ってつくった部屋。曹司(ぞうし)。「ある御達の—の前を渡りけるに」〈伊勢・三一〉 2 ㋐1を与え...
つぼね‐ずみ【局住み】
宮中または貴人の邸宅などに局を与えられて住むこと。「かごやかに—にしなして」〈源・初音〉
つぼね‐まち【局町】
宮中で、局の多く連なっている所。「—に走り入り」〈盛衰記・一三〉
て‐なが【手長】
1 手が長いこと。また、そのもの。 2 盗癖のあること。また、その人。 3 手長島に住み、手が非常に長いという想像上の人間。 4 宮中や貴人の家で、酒宴などの際に膳部を次の間まで運び、取り次ぎを...
てん‐かん【天官】
古代中国の官名。周の六官の一つで、国政を総轄し、宮中事務をつかさどった。
てん‐じ【典侍】
1 ⇒ないしのすけ 2 明治以後、宮中に仕える女官。尚侍(しょうじ)の次位。
てん‐じゃ【点者】
1 連歌・俳諧・川柳などで、作品の優劣を判じ、評点を加える人。判者。 2 宮中歌会始めに、選の決裁に当たる人。
てん‐じょう【殿上】
1 《「でんじょう」とも》宮殿、または殿堂の上。 2 宮中。禁中。 3 「殿上の間(ま)」の略。 4 《2のことをつかさどるところから》蔵人所(くろうどどころ)の異称。 5 殿上の間に昇ること。...
てんじょう‐の‐せんせき【殿上の仙籍】
殿上人として、宮中に出入りする資格。仙籍。
てんやく‐りょう【典薬寮】
律令制で、宮内省に属し、宮中の医薬・薬園などに関することをつかさどった役所。くすりのつかさ。