やど‐ちゃ【宿茶】
新しい借家人が、家主や近所の人々を招いて饗応すること。「これはわたしが—の餅(あも)」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉
やど‐ちょう【宿帳】
旅館で、泊まり客の住所・氏名・職業などを書く帳面。
やど‐ちん【宿賃】
宿屋の宿泊料。宿銭。
やど‐なし【宿無し】
住居や泊まる家がないこと。また、その人。「—の犬」
やど‐ぬし【宿主】
1 宿の主人。また、家の主人。 2 ⇒しゅくしゅ(宿主)
やど‐ばいり【宿這入り】
1 自分の家を得て、そこに落ち着くこと。家庭を持つこと。「—して六十日そこらぢゃが」〈滑・浮世風呂・四〉 2 奉公人が暖簾(のれん)分けをしてもらって独立すること。「相応の者を女房にもち、—のは...
やど‐ばらい【宿払ひ】
宿泊料の支払い。「すこし渋り皮のとれたる女には—請け合ふやら」〈浮・織留・五〉
やど‐ひき【宿引き】
旅客を自分の宿屋に泊まるように勧誘すること。また、その人。客引き。
やど‐ふだ【宿札】
1 江戸時代、大名・旗本などが宿泊する本陣や脇本陣の門または宿の出入り口に、宿泊者の名を書いて掲げた札。関札(せきふだ)。しゅくさつ。 2 姓名などを記し、門口に掲げて、その人の住居であることを...
やど‐もと【宿元/宿許】
1 泊まっている所。宿泊先。 2 奉公人が、奉公先が決まるまで泊まる宿。身元保証も引き受けた。請宿(うけやど)。