やらんかた‐な・し【遣らん方無し】
[連語]《「やら」は動詞「や(遣)る」の未然形、「ん」は推量の助動詞》心をまぎらすてだてがない。心から払いのける方法もない。→やるかたない「などてかくはかなき宿りはとりつるぞと、くやしさも—・し...
や・る【遣る】
[動ラ五(四)] 1 そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。「子供を大学へ—・る」「使いを—・る」「手紙を—・る」 2 漕(こ)いだり、走らせたりして進める。「車を—・る」 3 そちらへ向ける...
ゆい【由比】
静岡市清水区の地名。駿河(するが)湾に臨み、西方に薩埵(さった)峠がある。もと東海道五十三次の宿駅。
ゆう【郵】
[音]ユウ(イウ)(漢) [学習漢字]6年 1 命令や文書の中継をする宿場。「郵亭」 2 通信を伝達する制度。「郵券・郵政・郵船・郵送・郵袋・郵便」
ゆう‐かげ【夕陰】
夕方、日の光が当たらず陰になっている所。「影草の生ひたる宿の—に鳴くこほろぎは聞けど飽かぬかも」〈万・二一五九〉
ゆうこう‐じょうちゅう【有鉤条虫】
条虫の一種。体長約3メートル。体はひも状で片節の数は約900個あり、頭部の前端に大小の鉤(かぎ)状の突起が環状に並ぶ。人間を終結宿主とし、腸内に寄生。中間宿主である豚肉を生食すると感染する。かぎ...
ゆう‐じょ【遊女】
1 江戸時代、公認の遊郭、また宿場などにいた娼婦。女郎。娼妓(しょうぎ)。傾城(けいせい)。 2 歌舞により人を楽しませ、また、枕席にもはべることを業とした女。白拍子(しらびょうし)・傀儡女(く...
ゆうぜん【祐善】
狂言。舞狂言。旅の僧が京都五条油小路の庵(あん)で雨宿りしていると、狂死した傘張り祐善の亡霊が現れ、最後のありさまを謡い舞う。
ゆう‐てい【郵亭】
宿場。旅館。旅宿。「道に沿いて処々に—を設けたり」〈鴎外訳・即興詩人〉
ゆう‐てい【郵程】
宿駅と宿駅の間の距離。