きでん‐はかせ【紀伝博士】
大学寮で紀伝道を教えた博士。
きょう‐ごよみ【京暦】
昔、京都の陰陽寮(おんようりょう)で発行した暦。地方で作ったものに対していう。
きょ‐じん【挙人】
1 律令制で、式部省の受験に推挙された大学寮の学生。こじん。 2 中国の明・清代に、科挙の郷試(きょうし)に合格し、進士の受験資格を得た者。
ぎがく‐しょう【伎楽生】
律令制で、伎楽を伝習した生徒。治部省雅楽寮に属した。
ぎ‐もんじょうしょう【擬文章生】
平安時代、大学寮で詩文や歴史を学び、寮試に及第した者。文章生になるにはさらに試験があった。擬生(ぎそう)。
くご‐いん【供御院】
平安時代、宮内省大炊寮(おおいりょう)に属し、畿内の料地から収納した供御の稲穀を取り扱った役所。
くさ‐びら【草片/蔬/茸/菌】
《古くは「くさひら」》 1 (茸・菌)きのこ類。《季 秋》「飢えては樹菓(このみ)—に、渇いては石の罅隙(はざま)の真清水に」〈露伴・新浦島〉 2 (草片・蔬)野菜。あおもの。「—を食ひて戒(い...
くすり‐の‐つかさ【薬司/典薬寮】
1 ⇒やくし(薬司) 2 ⇒てんやくりょう(典薬寮)
くすり‐の‐にょうかん【薬の女官】
平安時代、宮中で元日から3日間、典薬寮の内薬司(ないやくし)がさし出す薬を預かって天皇に奉る役の女官。後宮の尚薬(くすりのかみ)が行う。
くず‐の‐そう【国栖の奏】
古代、宮中で元旦をはじめ数々の節会(せちえ)に、国栖1が参内し、土地の御贄(みにえ)を献じ、歌舞や笛を奏したこと。平安時代以降、国栖人(くずひと)の参仕が絶え、雅楽寮の楽人により代奏された。