にっこう‐おなりかいどう【日光御成街道】
江戸時代、日光東照宮への将軍の参拝道。江戸本郷追分で中山道と分かれ、岩淵・川口・鳩ヶ谷・大門・岩槻を経て、幸手(さって)で日光街道に合流する。日光御成道。
にっこう‐しゃさん【日光社参】
江戸時代、徳川家康の命日に行われる日光東照宮の4月の大祭に将軍みずから参詣したこと。
にょうぼう‐ことば【女房詞】
室町初期ごろから、宮中に仕える女房が、多く衣食に関して用いた一種の隠語。のち、将軍家に仕える女性、さらに町家の女性にまで普及し、現代の一般語になったものもある。省略や言い換えを行ったものが多い。...
のちかがみ【後鑑】
江戸後期の歴史書。本編347巻、付録20巻。成島良譲ら編。嘉永6年(1853)成立。江戸幕府の命により編集した室町幕府13代の編年体史書。将軍1代ごとに事績を記述し、その典拠を明示している。
敗軍(はいぐん)の将(しょう)は兵(へい)を語(かた)らず
《「史記」淮陰侯伝から》戦争で負けた将軍は、兵法について語る資格がない。失敗した者は、その事について言う資格がない。
はい‐しょう【敗将】
戦いに負けた将軍。転じて、試合・競争などに敗れた指導者。敗軍の将。
はこ‐そ【箱訴】
江戸時代、8代将軍徳川吉宗が、庶民からの直訴(じきそ)を受けるために設けた制度。評定所門前に置いた目安箱に訴状を投げ入れさせた。
はしり‐しゅう【走衆】
1 鎌倉・室町時代、将軍外出のとき、徒歩で前駆を勤め、警固に当たった者。徒(かち)の者。 2 江戸時代、徒組(かちぐみ)の組衆。
はた‐ぶぎょう【旗奉行】
1 中世・近世、一軍の旗をあずかる武家の職名。旗大将。幟奉行(のぼりぶぎょう)。 2 江戸幕府の職名。老中に属し、将軍の軍旗・馬標(うまじるし)などを管掌。御旗奉行。
はた‐もと【旗本】
1 戦場で大将のいる本陣。本営。 2 大将に直属し、本陣を守る役目の武士。幕下(ばっか)。麾下(きか)。旗下(きか)。 3 江戸時代、将軍家直参(じきさん)で、1万石未満、御目見(おめみえ)以上...