およん‐な・る【御寝んなる】
[動ラ四]《「およるなる」の音変化》「寝る」の尊敬語。おやすみになる。およる。
おり・そう
[連語]《「おいりそうろう(御入り候)」の音変化》 1 「行く」「来る」の尊敬語。「汝はどこから—・さうたぞ」〈四河入海・一〇〉 2 (補助動詞)動詞・形容詞または助動詞「たい」「だ」の連用形に...
おり‐な・い
[連語]《「おい(入)りない」の音変化。「おりゃる」の否定形》 1 「いない」の尊敬語。いらっしゃらない。「父母の—・い国へは、お帰りない法で候ふと云ふぞ」〈毛詩抄・三〉 2 「ない」「いない」...
おりゃら◦します
[連語]《動詞「おりゃる」の未然形+尊敬の助動詞「します」》 1 「ある」の尊敬語で、補助動詞的に用いる。…でいらっしゃる。「清水の観音は、妻観音に—◦します」〈虎明狂・瞽女座頭〉 2 「ある」...
おりゃ・る
[動ラ四]《「おい(入)りある」の音変化》 1 「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「いざさらば行かう。—・れ—・れ」〈虎清狂・猿座頭〉 2 「ある」「居る」の尊敬語。おありに...
おろ・す【織ろす】
[動サ四]《動詞「お(織)る」の未然形に上代の尊敬の助動詞「す」が付いた「おらす」の音変化》お織りになる。「女鳥(めどり)のわが王(おほきみ)の—・す機(はた)」〈記・下・歌謡〉
おわさ・う【御座さふ】
[動ハ四]《「おわしあう」の音変化》 1 複数者の「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。「この—・ふ人々に…聞かせたてまつらむ」〈大鏡・序〉 2 (補助動詞)(人々が...
おわしまさ・う【御座しまさふ】
[動ハ四]《「おわしましあう」の音変化》 1 複数者の「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。「こなたかなたの君たち、数を尽くして—・ふ」〈宇津保・嵯峨院〉 2 (補助...
おわしま・す【御座します】
[動サ四]《「おおまします」の音変化。「おわす」よりさらに敬意が高い》 1 「ある」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「東の五条に大后(おほきさい)の宮—・しける西の対に」〈伊勢・四〉 2 ものの...
おわ・す【御座す】
[動サ変] 1 「ある」「居る」の尊敬語。存在する人を敬う。いらっしゃる。おいでになる。「昔、太政大臣(おほきおほいまうちぎみ)と聞こゆる—・しけり」〈伊勢・九八〉 2 ものの所有者を敬って、そ...