てんにんごすい【天人五衰】
三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第4巻。昭和46年(1971)刊行。第1巻から第3巻までの主人公の転生者と思われた少年が本物ではないとわかる、寂寥(せきりょう)感の漂う作品。
デジタルコミック‐きょうぎかい【デジタルコミック協議会】
漫画などのコンテンツの電子化促進などを目的として平成17年(2005)に設立されたコミック出版社の業界団体。表現の自由と青少年の健全な育成を両立させるための自主規制ガイドラインなども策定している。
でっ‐ち【丁稚】
《「でし(弟子)」の音変化という》 1 職人・商家などに年季奉公をする少年。雑用や使い走りをした。 2 子供を卑しめていう語。「—唄へ、と言へば、畏まって」〈浮・一代男・四〉
デミアン【Demian】
ヘッセの長編小説。1919年、匿名で発表。主人公シンクレールが、神秘的な少年デミアンを通して真の自己を発見していく過程を描く。
とうきょう‐りくぐんこうくうがっこう【東京陸軍航空学校】
旧日本陸軍が昭和12年(1937)に開設した航空兵養成学校。15歳から17歳までの少年を集め、下士官候補として教育した。昭和18年(1943)東京陸軍少年飛行兵学校と改称。昭和20年(1945)...
とおいうみからきたクー【遠い海から来たCOO】
景山民夫の海洋冒険小説。南太平洋の島フィジーを舞台に、プレシオサウルスと少年との交流を描く。昭和63年(1988)刊行。同年、第99回直木賞受賞。平成5年(1993)、「Coo/遠い海から来たク...
とおいこえとおいへや【遠い声、遠い部屋】
《原題Other Voices, Other Rooms》カポーティの長編小説。1948年刊。父親を探して南部の町を訪れた少年の姿を通じ、思春期特有の屈折した心理や自我の目覚めを描く。
とおい‐め【遠い目】
遠くを見るような目つき。過去のことを思ったり、そこにない風景を想像したりするときの目のようす。「少年時代を思い出して—になる」「ふるさとに思いをはせて—をする」
とかいといぬども【都会と犬ども】
《原題、(スペイン)La ciudad y los perros》バルガス=リョサの長編小説1963年刊。少年時代を寄宿学校で過ごした作者自身の体験をもとに、士官学校の苛酷な生活を描く。スペイン...
とかげにかまれたしょうねん【蜥蜴に噛まれた少年】
《原題、(イタリア)Ragazzo morso da un ramarro》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。縦66センチ、横49.5センチ。トカゲに噛まれて驚きの表情を見せる少年を描く。ロン...