くえ【崩え/潰え】
《動詞「く(崩)える」の連用形から》土や岩などが崩れること。また、崩れた場所。
くえ‐こ・む【崩え込む】
[動マ五(四)]落ち込む。くぼむ。「ゲッソリ—・んだ眼窩(がんか)の底に」〈二葉亭・其面影〉
く・える【崩える/壊える】
[動ア下一][文]く・ゆ[ヤ下二]くずれる。「土が柔かで—・えますから地面は歩行(ある)かれません」〈鏡花・高野聖〉
くずし【崩し】
1 くずすこと。また、くずしたもの。 2 形・様式・模様などを簡略化すること。「雷文(らいもん)—の模様」 3 音曲などの正しい調子を変えて歌ったり弾いたりすること。「木やり—」 4 「崩し書き...
くずし‐い・ず【崩し出づ】
[動ダ下二]ぽつりぽつりと話しだす。「やや—・でて、問はず語りもしつべきがむつかしければ」〈源・蓬生〉
くずし‐がき【崩し書(き)】
1 草書体または行書体で文字を書くこと。また、その文字。 2 字画を略して書くこと。また、その文字。
くずし‐じ【崩し字】
くずし書きにした文字。
くずし‐もん【崩し紋】
正規の紋所の一部分を略したもの。
くず・す【崩す】
[動サ五(四)] 1 まとまった形の物をこわして、その形を変えたり、原形をなくしたりする。「崖(がけ)を—・して道を整備する」「足場を—・す」 2 ㋐整った形や状態を乱す。「姿勢を—・す」「ひざ...
くず・る【崩る】
[動ラ下二]「くずれる」の文語形。