こぶん‐しょうしょ【古文尚書】
隷書以前の蝌蚪(かと)文字(古文)で書かれた尚書(書経)。前漢の景帝のとき、孔子の旧宅の壁の中から発見され、武帝のとき、孔安国が解読したと伝えられるが、現在では偽書といわれている。→今文(きんぶ...
コプリフシティツァ【Koprivshtitsa/Копривщица】
ブルガリア中央部の町。19世紀に豪商や富豪たちが建てた民族復興様式の邸宅が多く、美術館都市と呼ばれる。また、1876年にオスマン帝国からの独立を目指した四月蜂起の地として知られる。
コムオンボ‐しんでん【コムオンボ神殿】
《Temple of Kom Ombo》エジプト、ナイル川中流東岸の町コムオンボにある神殿。プトレマイオス朝時代に建設され、古代ローマ皇帝オクタビアヌスの時代に増築された。鷹(たか)の姿をした神...
コリカンチャ【Qurikancha】
インカ帝国時代の太陽神殿。ペルー南部の都市クスコにあるサントドミンゴ教会の土台部分に、石組みだけが残る。
コリント‐うんが【コリント運河】
《Dioriga Korinthou/Διώρυγα Κορίνθου》ギリシャ南部の都市コリントの郊外にある運河。交通の要衝として古代都市コリントの繁栄を支えたコリント地峡に運河を造るという考...
コルバイ‐しゅうどういん【コルバイ修道院】
《Kloster Corvey》ドイツ中央部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市ヘクスター近郊にある旧修道院。9世紀半ばに建立されたベネディクト修道会の修道院であり、多くの司教を輩出。神聖...
コルマル【Colmar】
フランス北東部、オー‐ラン県の都市。同県の県都。ボージュ山脈の麓に位置する。神聖ローマ帝国の自由都市の一。旧市街には、木組み造りの家並みをはじめ、サンマルタン教会、グリューネワルトの絵画「イーゼ...
コロセウム【(ラテン)Colosseum】
《「コロッセウム」とも》ローマ市に残る、古代の円形闘技場。西暦70年代にウェスパシアヌス帝が起工。長径188メートル、高さ48.56メートル、4階造りで、約5万人の観衆を収容できた。名は、ネロの...
コロナキ‐ひろば【コロナキ広場】
《Plateia Kolonakiou/Πλατεία Κολωνακίου》ギリシャの首都アテネの中心部、コロナキ地区にある広場。付近にはベナキ博物館、キクラデス博物館があるほか、高級ブランド...
コロヌス【(ラテン)colonus】
ローマ帝政末期の小作人。土地に縛られて移転の自由をもたず、中世ヨーロッパの農奴の先駆的存在とされる。土地付き小作人。