ひっぱり‐の‐みえ【引っ張りの見得】
歌舞伎の見得の一。各人物が互いに心理的に引っ張り合っているような緊張した形に静止する演技。多く幕切れに用いる。
ひょうし‐まく【拍子幕】
歌舞伎で、幕切れの拍子木の打ち方の一。初めに一つ大きく打ち、続いて幕を引きながら小刻みに、徐々にテンポをゆるめ、引き終わったところでもう一つはっきりと打つ。
フィナーレ【(イタリア)finale】
1 ㋐交響曲・ソナタなどの最後の楽章。終章。終曲。 ㋑オペラで、各幕あるいは全曲の最後の場面。幕切れ。 2 演劇などの最後の幕。また、物事の締めくくりの部分。大詰め。
まく‐あき【幕開き/幕明き】
1 芝居で、幕のあくこと。また、その場面。開幕。「芝居の—を待つ」⇔幕切れ。 2 物事の始まり。まくあけ。「行楽シーズンの—」
やま‐おろし【山颪】
1 山から吹きおろす風。 2 歌舞伎下座音楽の一。大太鼓を長桴(ながばち)で打つ鳴り物。風に鳴る樹木の音を表し、山中の場の幕開き・幕切れなどに用いる。
ラスト‐シーン【last scene】
演劇・映画などの最後の場面。幕切れ。