ゆうじんフリッツ【友人フリッツ】
《原題、(イタリア)L'amico Fritz》マスカーニ作曲のイタリア語によるオペラ。全3幕。1891年初演。アルザス地方の田園を舞台に男女の恋を描く。
ゆうづつのうた【夕星の歌】
《原題、(ドイツ)Lied auf dem Abendstern》ワグナーのオペラ「タンホイザー」の第3幕で歌われるバリトンによるアリア。
ゆうづる【夕鶴】
木下順二の戯曲。一幕。昭和24年(1949)発表。民話「鶴の恩返し」に素材を求めたもの。昭和27年(1952)には団伊玖磨の作曲によってオペラ化された。
ゆう‐ひつ【右筆/祐筆】
1 筆をとって文を書くこと。 2 武家の職名。文書・記録の作成をつかさどった。江戸幕府の奥右筆・表右筆など。 3 文筆に長じている者。また一般に、文官。「われ—の身にあらず」〈平家・一〉
ゆき‐まく【雪幕】
歌舞伎の大道具の一。雪山の絵などを描いた道具幕で、雪の場面での舞台のつなぎなどに用いる。
ゆずり‐じょう【譲り状】
平安中期以降、所領や財産を子孫などへ譲り渡すことを記した文書。鎌倉時代、武家はこれをもとに幕府から所領の安堵を受けた。ゆずりぶみ。処分状。「父、義時朝臣の頓死して、—の無かりし時」〈太平記・三五〉
ゆみややり‐ぶぎょう【弓矢槍奉行】
江戸幕府の職名。幕府の弓矢や槍の製造・監守をつかさどった。
ゆめものがたり【夢物語】
江戸後期の評論。1巻。高野長英著。天保9年(1838)起稿。モリソン号事件に対する幕府の処置を、夢に託して批判した書。蛮社の獄の起因ともなった。戊戌(ぼじゅつ)夢物語。
ゆや【熊野/湯谷】
謡曲。三番目物。平宗盛の愛人熊野は、東国にいる重病の母を見舞うために帰国を願うが許されず、花見の供を命ぜられる。花見の宴で、母を案じる熊野の歌をきいた宗盛は哀れを感じて帰国を許す。 箏曲(そ...
ユーディット【(ドイツ)Judith】
ヘッベルの処女戯曲。5幕の悲劇。旧約聖書外典のユディト書を題材とする。1840年初演。