あおち‐りんそう【青地林宗】
[1775〜1833]江戸後期の蘭学者。松山藩医の子。幕府天文方訳員を経て水戸藩医となった。主著「気海観瀾(きかいかんらん)」は日本最初の物理学書。
あおとぞうしはなのにしきえ【青砥稿花紅彩画】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。文久2年(1862)江戸市村座初演。通称、弁天小僧・白浪五人男。別外題、弁天娘女男白浪。
あおひげこうのしろ【青ひげ公の城】
《原題、(ハンガリー)A kékszakállú herceg vára》バルトーク作曲のハンガリー語によるオペラ。全1幕。1918年初演。台本はバラージュ=ベーラ。ペローの童話「青髯」などに描...
あか‐ふね【赤船】
江戸後期、蝦夷(えぞ)の産物を江戸・大坂に運んだ、幕府直営の運送船。船体を赤く塗っていた。
あかまつ‐のりむら【赤松則村】
[1277〜1350]南北朝時代の武将。法名は円心。元弘の変では天皇方に属して討幕に参加したが、建武の中興後は足利尊氏(あしかがたかうじ)を助けて北軍で活躍し、播磨(はりま)の守護となった。
あがり‐ざしき【揚がり座敷】
江戸時代、五百石以下御目見(おめみえ)以上の旗本の未決囚を収容していた幕府の牢屋(ろうや)。監房は独居制で、江戸小伝馬町の牢屋敷の一隅にあった。→揚がり屋
あがり‐ち【上がり知/上がり地】
江戸時代、幕府や藩に召し上げられた土地。あげち。
あがり‐やしき【上がり屋敷】
江戸時代、犯罪などにより幕府または藩に没収された屋敷。
あが・る【上がる/揚がる/挙がる】
[動ラ五(四)] 1 そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。 ㋐低い所から高い所に移る。「二階に—・る」⇔おりる。 ㋑物の位置が高い所へ移る。「遮断機が—・る」「幕が—・る」⇔...
あきのうみ‐せつお【安芸ノ海節男】
[1914〜1979]力士。第37代横綱。広島県出身。本名、永田節男(たかお)。入幕後初の春場所で双葉山の70連勝を阻止し、一躍英雄となる。引退後、年寄不知火(しらぬい)を経て藤島を襲名。→第3...