かんせい‐の‐さんちゅうしん【寛政の三忠臣】
江戸時代、寛政の改革に功労のあった三人の幕臣。老中の松平定信、若年寄の本多忠籌(ほんだただかず)、御側御用取次の加納久周(かのうひさちか)。
かんぜ‐だゆう【観世大夫】
能楽で、シテ方観世流の家元。幕末までは観世座の長。
かんぜ‐りゅう【観世流】
1 能のシテ方の流派の一。大和猿楽結崎座(ゆうざきざ)の流れで、幕末までは観世座といった。観阿弥清次を流祖とする。江戸時代には四座一流の筆頭とされた。 2 能の小鼓方の流派の一。16世紀中ごろに...
かんぜんちょうあくのぞきからくり【勧善懲悪覗機関】
歌舞伎狂言。世話物。8幕。河竹黙阿弥作。文久2年(1862)江戸守田座初演。講談「大岡政談」を脚色したもの。極悪非道の医者村井長庵と律義実直な手代久八を、一人二役で演じ分けるのが趣向になっている...
かんそう‐きょく【間奏曲】
1 劇や歌劇の幕間(まくあい)に演奏される音楽。インテルメッツォ。 2 自由な形式の器楽小品。インテルメッツォ。
かんたん【邯鄲】
中国河北省南部の工業都市。製鉄・機械工業が発達。また、綿花・小麦の集散地。戦国時代に趙(ちょう)の都となり、華北の経済・文化の中心地として繁栄した。人口、行政区133万(2000)。ハンタン。...
かんだ‐はくざん【神田伯山】
講談神田派の名。 (初世)[?〜1873]幕末から明治初期に活躍した講談師。川崎の生まれ。本名、斎藤定吉。初世神田伯竜の門弟。特に「天一坊」が得意で、川柳に「伯山は天一坊で蔵をたて」と詠まれた...
かん‐とう【関東】
《関所の東の意》 「関東地方」の略。 奈良時代以来、鈴鹿・不破・愛発(あらち)の三関以東の地。のちに、逢坂(おうさか)の関より東の地域。中世以降、箱根の関より東の8か国、関八州の称。これに...
かんとう‐かんれい【関東管領】
室町幕府の職名。鎌倉公方の補佐役で、上杉憲顕(うえすぎのりあき)が任ぜられて以後、その子孫が世襲した。かんとうかんりょう。
かんとう‐ぐんだい【関東郡代】
江戸幕府の職名。関東の幕府直轄領を支配した。