かんめ‐あらためしょ【貫目改所】
江戸幕府が、街道往来の荷物の重量を検査するためにおいた役所。東海道の品川・駿府(すんぷ)・草津、中山道の板橋・洗馬(せば)などに設置。
かん‐もん【勘文】
平安時代以後、明法道・陰陽道(おんようどう)など諸道の学者や神祇官(じんぎかん)・外記(げき)などが朝廷や幕府の諮問に答えて、先例・日時・方角・吉凶などを調べて上申した意見書。勘状。勘注。かんが...
かんもんにっき【看聞日記】
室町時代、後崇光院(ごすこういん)の日記。応永23〜文安5年(1416〜48)の日記41巻と応永15年(1408)の御幸記1巻、別記1巻、目録1巻の計44巻。当時の宮廷・幕府・世俗の出来事などを...
かんらくのおに【歓楽の鬼】
長田秀雄の処女戯曲。1幕。明治43年(1910)発表。翌年、自由劇場により初演。ノルウェーの劇作家、イプセンの影響が見られる。
かんりん‐まる【咸臨丸】
江戸幕府が安政4年(1857)にオランダで建造させた木造・3本マストの蒸気軍艦。原名ヤパン。排水量625トン、機関100馬力、備砲12門。幕府海軍の練習艦として用いられた。万延元年(1860)勝...
かん‐れい【管領】
1 室町幕府の職名。将軍を補佐して政務を総轄した。初め執事といい、貞治元年(1362)斯波義将(しばよしまさ)以後この名がある。室町中期以後は斯波・細川・畠山の三氏が交代で就任したので三管領とい...
カーテン【curtain】
1 窓を覆ったり、室内・屋内の空間を仕切ったりするためにつるす布。窓掛け。 2 舞台の幕。 3 お互いの交流・交通を遮る物。「鉄の—」
カーテン‐コール【curtain call】
音楽会・演劇・ショーなどで、終幕後に観客が拍手喝采し、いったん退場した出演者を舞台に呼び戻すこと。 [補説]書名別項。→カーテンコール
カーテン‐レーザー【curtain raiser】
開幕劇。前狂言。短い一幕物が多い。
カーリュー‐リバー【Curlew River】
ブリトゥンのオペラ。1964年作曲。全1幕。1956年にブリトゥンが来日した際に見た能「隅田川」に着想を得た作品。