くだり【領/襲】
[接尾]助数詞。衣装や幕・蚊帳などを数えるのに用いる。そろい。「宮の御装束一—かづけ奉り給ふ」〈源・若菜下〉
くだん【九段】
東京都千代田区西部の地名。江戸時代に9層の石段を築いて幕府の御用屋敷を造り、九段屋敷と呼んだところからの名。靖国神社がある。
くち‐あけ【口開け/口明け】
1 物の口を開けること。また、その時。くちきり。 2 物事・商売などのしはじめ。かわきり。「旦那、—です、廓(なか)までお安く参りましょう」〈荷風・祝盃〉 3 山・磯などの共有地の利用の禁を解く...
くち‐まく【口幕】
芝居で、最初の一幕。序幕。
くつかけときじろう【沓掛時次郎】
長谷川伸の戯曲。3幕。昭和3年(1928)、「騒人」誌に発表。同年12月、帝国劇場にて初演。歌舞伎や映画化作品もある。
くに‐がえ【国替え】
1 平安時代、国司に任命された人がその国に赴任することを望まないで、他の国に任地を替えてもらったこと。 2 江戸時代、幕府が大名統制策として大名の領地を他に移し替えること。所替(ところがえ)。転...
くに‐ぶぎょう【国奉行】
鎌倉幕府の職名。鎌倉にいて諸国を分掌、一般庶民の雑訴・犯罪を処理した。雑人(ぞうにん)奉行。雑務奉行。
くに‐めつけ【国目付】
江戸時代、主に幼少で家督をついだ大名の領国に、国政監視のために幕府から派遣された役人。
くに‐やく【国役】
1 平安末期、国司がその国内に限って課した租税・諸役。 2 室町時代、守護の課した諸役。 3 江戸時代、幕府が一定の国に限って臨時に賦課した税。
くにやく‐がかり【国役掛】
江戸幕府勘定所の一分掌。勘定衆の任務で、国役金の割賦・徴収事務をつかさどった。国役方。