かた‐ぬぎ【肩脱ぎ】
1 着物の上半身の部分を脱ぐこと。また、その状態。はだぬぎ。「—になる」 2 平安時代、節会(せちえ)などの席で、袍(ほう)の肩を脱いでくつろぐこと。 3 能装束の着方の一。上衣の法被(はっぴ)...
かたの【交野】
大阪府北東部の市。淀川支流の天野川の中流域にあり、住宅地。獅子窟寺がある。人口7.8万(2010)。
大阪府枚方(ひらかた)市・交野市一帯の丘陵。平安時代には皇室の遊猟地、桜の名所。[歌枕]...
かたり‐べ【語部】
1 古代、古伝承を語り伝え、公式の場で奏した部。平安時代には践祚(せんそ)大嘗祭(だいじょうさい)のとき、美濃・丹波・丹後・但馬(たじま)・因幡(いなば)・出雲・淡路の7か国から召されて古詞を奏...
かとう‐しゅう【裹頭衆】
平安末期の、裹頭姿の諸大寺の僧兵をいう。
かど‐の‐おさ【看督長】
平安時代、検非違使(けびいし)庁の下級職員。牢獄(ろうごく)の看守を本来の職務としたが、のちには罪人追捕(ついぶ)が主となった。
かなえ‐どの【釜殿/鼎殿】
平安時代以後、宮中や将軍・貴人の邸内にあった湯殿。また、そこに奉仕した人。かないどの。「御湯殿、とある折は、—いみじう喜びをなして仕うまつるもあはれなり」〈栄花・玉の飾り〉
か‐に‐あられ【窠に霰】
織り紋の一。四角形を互い違いに並べた小さな石畳風の霰文を地紋にして、窠紋(かもん)を配列したもの。平安時代以来、表袴(うえのはかま)などに用いられた。窠に霰紋。
かね‐はじめ【鉄漿始め】
平安時代以降、初めてお歯黒をつけるときの儀式。女は9歳、男は元服ののちに行われ、江戸時代では、女子だけが13歳または17、8歳ごろに行った。
かほう【嘉保】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1094年12月15日〜1096年12月17日。
かみ‐うた【神歌】
1 神をたたえ、神力の発揚を期してうたう歌。「—を歌ひ給ひければ、天照大神(あまてらすおほむかみ)是にめで給ひて」〈太平記・二五〉 2 平安後期の雑芸(ぞうげい)の一。本来、神楽歌の直系であるが...