しょくにほんぎ【続日本紀】
平安初期の歴史書。六国史(りっこくし)の第二。40巻。菅野真道(すがののまみち)・藤原継縄(ふじわらのつぐただ)らの編。延暦16年(797)成立。文武天皇即位の文武元年(697)から桓武天皇の延...
しょくにほんこうき【続日本後紀】
平安前期の歴史書。六国史(りっこくし)の第四。20巻。藤原良房・藤原良相・伴善男らの撰。貞観11年(869)成立。仁明天皇の治世(833〜50)18年間を、漢文の編年体で記述。続後紀。
しょさつ‐れい【書札礼】
平安時代以降、書状の書体・形式などに関するきまり。官位・家格などによって文言を変えたり、真・行・草の書き方を異にするなどの心得。弘安8年(1285)の「弘安礼節」で公家様式が確立され、武家でも室...
しょし‐でん【諸司田】
奈良・平安時代、諸司の経費にあてるために支給された不輸租田。
しょ‐どう【書道】
毛筆によって書の美を表そうとする芸術。中国で古くから発達。日本に伝来し、平安時代に草仮名がつくられたことと相まって独自の発展を遂げ、世尊寺流・持明院流・定家流・青蓮(しょうれん)院流などの流派が...
しらかわ【白川/白河】
京都市北東部を流れる白川流域の地名。平安時代に藤原氏の別邸白河殿があった。
(白河)福島県南部の市。もと松平氏の城下町。南湖公園、南端には白河関跡がある。平成17年(2005)11月、表郷(...
しらぎ‐がく【新羅楽】
三韓楽の一。上代に新羅から日本に伝来した楽舞。楽器は新羅琴・笛などを用いたが、平安時代に高麗楽(こまがく)に編入された。
しらし‐め・す【知らしめす】
[動サ四]《連語「し(知)らす」の連用形+尊敬の意の補助動詞「めす」。上代に用いられ、平安時代以降は、多く「しろしめす」に変化した》お治めになる。しろしめす。「天(あめ)の下—・しける皇祖(すめ...
しら‐びょうし【白拍子】
1 (「素拍子」とも書く)雅楽や声明(しょうみょう)で、笏(しゃく)拍子や扇拍子だけで歌うこと。 2 平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞。また、それを演じる遊女。今様などを歌い、水干・立烏...
しらみず‐あみだどう【白水阿弥陀堂】
福島県いわき市内郷白水(うちごうしらみず)町にある真言宗願成(がんじょう)寺の阿弥陀堂の通称。永暦元年(1160)国守岩城(平)則道の後室徳尼(藤原秀衡の妹)が亡夫を追善するために独立仏堂として...