ひら‐まく【平幕】
1 相撲で、幕内力士のうち、横綱と三役を除いた者。前頭(まえがしら)。 2 平張りの幕。「ここかしこに—うたせられ」〈狂言記・二千石〉
ひら‐まさ【平政】
アジ科の海水魚。全長約2メートル。形態・生態ともブリに似るが、側扁が強く、体側中央を走る黄色縦帯の色が濃く、分布は南に寄る。特に夏に美味。《季 夏》
ひらまつ‐まさじ【平松政次】
[1947〜 ]プロ野球選手。岡山の生まれ。昭和42年(1967)、大洋ホエールズ(横浜DeNAベイスターズの前身)に入団。エースとして活躍し、昭和45年(1970)には沢村賞を受賞した。
ひら‐みつと【平三斗】
寺社建築で、斗栱(ときょう)の形式の一。大斗(だいと)の上に肘木(ひじき)をのせ、その上に3個の巻斗(まきと)を並べたもの。
ひらみ‐レモン【平実レモン】
⇒しいくわあさあ
ひら・む【平む】
[動マ四] 1 平たくなる。「手に—・める物さはる時に」〈竹取〉 2 ひれ伏す。平伏する。「宣旨(せんじ)ぞと仰すれば、—・んで飛び去らず」〈平家・五〉 [動マ下二]「ひらめる」の文語形。
ひら‐むぎ【平麦】
精白した麦を平たく押しつぶしたもの。押し麦。
ひら‐むし【扁虫/平虫】
1 サナダムシなど、体が平たい虫の称。 2 渦虫綱の扁形動物の一群。体長5ミリ〜10センチ。体は楕円形・ひも状などで平たい。海産。磯の石の下などにすみ、肉食性で、貝の養殖場の害敵となる。
ひらめ
《原題、(ドイツ)Der Butt》ドイツの小説家、グラスの長編小説。1977年刊行。グリム童話をモチーフに、石器時代以降の世界の歴史を、調理人の女性たちを通じて描く。
ひら‐め【平め/平目】
[名・形動ナリ] 1 比較的平たいこと。また、そのさま。「—なる皿の中に」〈滑・膝栗毛・五〉 2 平板であること。また、そのさま。「我が分際より言葉をも—に人に使ひ」〈仮・他我身の上・一〉