て‐ざかり【手盛り】
芸能などで、技術的に最も油ののった年ごろ。「初心の時分のわざ、—の振る舞ひ、年寄りての風体」〈花伝・七〉
て‐びき【手引(き)】
[名](スル)《古くは「てひき」とも》 1 人の手を引いて、助けたり導いたりすること。また、それをする人。「お年寄りを—して道を渡る」 2 案内すること。また、それをする人。「友人の—で名所を巡...
とし‐ゆき【年行き】
年を取っていること。年寄り。〈日葡〉
ねび・る
[動ラ下二]若さがなく年寄りじみている。ふけてみえる。「鼻などもあざやかなる所なう—・れて、にほはしき所も見えず」〈源・空蝉〉
ばあ‐ちゃん【祖母ちゃん/婆ちゃん】
1 (祖母ちゃん)幼児などが、祖母を親しんで呼ぶ語。 2 (婆ちゃん)年寄りの女性を親しんで呼ぶ語。
ひね‐くろ・し【陳ねくろし】
[形シク]古びてすすけている。年寄りくさく地味である。「ぼんぼり綿も—・しく」〈浄・女腹切〉
ひや‐みず【冷(や)水】
1 冷たい水。れいすい。ひや。「年寄りの—」 2 冷たい水に白砂糖と白玉を入れたもの。江戸時代、夏に市中で売られた。
ふけ‐こ・む【老け込む】
[動マ五(四)]すっかり年寄りじみたようすになる。「まだ—・む年ではない」
ふ・ける【老ける】
[動カ下一][文]ふ・く[カ下二]《「更ける」と同語源》年をとる。また、年寄りじみる。「年の割には—・けてみえる」
もの‐ふ・る【物古る/物旧る】
[動ラ上二] 1 どことなく古くなる。古びる。「いたう—・りぬ檜皮葺(ひはだぶき)の屋に」〈枕・八九〉 2 年寄りじみる。「寄りて声づくれば、いと—・りたる声にて」〈源・蓬生〉