め‐くらまし【目眩まし】
相手の目を欺くこと。また、その方法。幻術。手品。魔法。
メスカリン【mescaline】
メキシコ産のサボテンの一種から抽出されるアルカロイド。無色の液体で、服用すると多色性の幻視などを起こす。
めつ【滅】
[常用漢字] [音]メツ(呉) [訓]ほろびる ほろぼす 1 存在しているものを絶やしなくする。なくなる。ほろびる。「滅却・滅私・滅亡/湮滅(いんめつ)・壊滅・撃滅・幻滅・死滅・自滅・消滅・衰滅...
もう‐かく【妄覚】
錯覚と幻覚との総称。ぼうかく。
もて‐あそび【弄び/玩び/翫び】
1 もてあそぶこと。また、そのもの。おもちゃ。「子安貝や、椿の実や、小さいときの—であったこまこました物が」〈中勘助・銀の匙〉 2 心の慰めとする相手。遊び相手。「この宮ばかりをぞ—に見奉り給ふ...
もて‐なや・む【もて悩む】
[動マ四]取り扱いに困る。もてあます。「身のありさま、かたくなしきひが事まじりて、末の世の人に—・まれむ」〈源・幻〉
モルヒネ‐ちゅうどく【モルヒネ中毒】
モルヒネによる麻薬中毒。一時的な大量使用では悪心(おしん)・嘔吐(おうと)、さらには昏睡(こんすい)状態に陥り、呼吸中枢の麻痺(まひ)を起こして死に至る。少量の連用からしだいに増量して慢性中毒と...
モーゼげんそうきょく【モーゼ幻想曲】
《原題、(イタリア)Mose-Fantasia》パガニーニのバイオリンと管弦楽のための作品。正式名称は「ロッシーニの『モーセ』の『汝の星をちりばめた王座に』による幻想曲」。1819年頃作曲。
モーヌのたいしょう【モーヌの大将】
《原題、(フランス)Le Grand Meaulnes》アラン=フルニエの小説。1913年、「NRF(新フランス評論)」誌上に連載。思春期の恋と内面的冒険、純粋さゆえの悲劇を幻想的に描いた青春小...
やくもがころした【八雲が殺した】
赤江瀑の小説。幻想的な短編小説。小泉八雲の怪談物語「茶わんのなか」を題材とする。昭和59年(1984)刊行。同年、長編「海峡」とあわせ第12回泉鏡花文学賞を受賞。