いたいけ‐ざかり【幼気盛り】
幼児の最もかわいい年ごろ。「君には—の子供がある」〈里見弴・安城家の兄弟〉
いたいけ・す【幼気す】
[動サ変]幼くてかわいいようすをする。「実(げ)にさもと覚えてをかしく、—・したりしよし語り侍りき」〈沙石集・三〉
いたいけ‐ら・し【幼気らし】
[形シク]子供などの幼くてかわいらしいさま。「孫を持ったも名ばかりで、—・しい顔も見ず」〈浄・賀古教信〉
痛(いた)いの痛(いた)いの飛(と)んでいけ
痛がっている幼児をなだめすかすために唱えるまじないの言葉。多く「ちちんぷいぷい」のあとに続けて言う。
イタセクスアリス【ヰタ・セクスアリス】
森鴎外の小説。明治42年(1909)発表。幼年期から青年期に至る性欲を自叙形式で描く。発禁となった。 [補説]題名はラテン語vita sexualisで、性生活の意。
いただき‐もちい【戴き餅】
平安時代、幼児の幸福を願って行う公家の儀式。また、そのとき用いる餅。年初の吉日などに、子供の頭に餅を三度触れさせて、前途を祝った。「正月一日、坎日(かんにち)なりければ若宮の御—のこと停(と)ま...
いちご‐ぶん【一語文】
一つの単語からなりたつ文。「火事!」「見事!」や、幼児の言う「うまうま」など。
いちじょう‐こう【一条校】
学校教育法第一条にある、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学・高等専門学校をいう。→専修学校 →各種学校
いちもんじ‐せせり【一文字挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張3.5センチくらい、黒褐色で白点列がある。幼虫は稲の害虫で、葉を巻いて苞(つと)状の巣をつくるため、葉捲虫(はまくりむし)・稲苞虫(いねつとむし)などとよ...
いちもんじ‐ちょう【一文字蝶】
タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張6センチくらいで、表面は黒色で白色の帯がある。幼虫はウツギ・スイカズラなどの葉を食べる。屋久島以北に分布。