は‐りん【破倫】
人として守るべき道に背くこと。人倫にはずれること。「—不貞の曲者の消え失せたを」〈魯庵・社会百面相〉
はん【班】
[名] 1 一つの集団を数人ずつに組み分けして、行動・作業を共にする小単位としたもの。「三つの—に分かれて討議する」「救護—」 2 仲間。「身は当世に蔑視せらるる三文文学者の—に列すれ共」〈魯...
はん‐ま【半間】
[名・形動] 1 全部そろっていないこと。中途半端なこと。また、そのさま。はんぱ。「—な全集」 2 気のきかないこと。まぬけなこと。また、その人や、そのさま。「握飯(にぎりめし)で騙(だま)され...
ばく‐れん【莫連】
すれていてずるがしこいこと。また、そのような女性。あばずれ。すれっからし。「ああ見えても…中々の—で」〈魯庵・社会百面相〉
ばしょう‐あん【芭蕉庵】
芭蕉が住んだ草庵。特に、江戸深川六間堀の門人杉山杉風の屋敷にあった草庵をいう。
バチルス【(ドイツ)Bazillus】
1 細菌。特に、桿菌(かんきん)をいう。 2 バチルス科の細菌の総称。グラム陽性の桿菌。枯草菌など。バシラス。 3 社会などに害をなすもののたとえ。「日毎に醜行汚俗を産出する—の化身」〈魯庵・社...
ばつ‐ざ【末座】
「まつざ(末座)」に同じ。「—に主人廉蔵と母の斧枝とが…控えて」〈魯庵・社会百面相〉
ばら‐がき【茨掻き】
[名・形動] 1 所きらわずひっかくこと。また、そのさまや、そのあと。「顔や手足を—にして逃出した器量人もあった」〈魯庵・社会百面相〉 2 みだらなこと。みだりがわしいこと。また、そのさま。「実...
ばん‐だ【万朶】
《「朶」は垂れ下がった枝の意》多くの花の枝。また、多くの花。「朝顔の大森林は—の花を競いて」〈魯庵・社会百面相〉
ひか‐こうがい【悲歌慷慨】
[名](スル)《「史記」項羽本紀から》悲しい歌をうたい、いきどおり嘆くこと。「豪傑や君子や聖人が盛んに大言壮語—しておる」〈魯庵・社会百面相〉