だいし‐りゅう【大師流】
弘法大師空海を始祖とするという和様書道の一流派。室町末期に成立し、江戸初期ごろ大師流と称されるようになった。空海の書を誇張させた書風。
だいじ‐じ【大慈寺】
熊本市にある曹洞宗の寺。山号は大梁山。弘安元年(1278)寒巌義尹(かんがんぎいん)の開山。戦国時代、一時衰退したが、加藤清正による寺領寄進を機に復興。江戸時代は、九州地方の曹洞宗僧録所。大慈寺...
だいじょう‐じ【大乗寺】
石川県金沢市長坂町にある曹洞宗の寺。山号は東香山。弘長3年(1263)に加賀守護家の富樫家尚(いえひさ)の招きで真言宗の澄海が開創。のちに曹洞宗に転じ徹通義介(てっつうぎかい)が開山。
兵庫...
だいどころ【台所】
坂上弘の短編小説。平成9年(1997)、第24回川端康成文学賞を受賞。同作を表題作とする小説集は同年刊行で、「カラの海」「待つということ」など全9作品を収録。
だいねい‐じ【大寧寺】
山口県長門市にある曹洞宗の寺。山号は、東廬山。応永17年(1410)大内教弘の建立、石室真梁の開山。天文20年(1551)陶晴賢(すえはるかた)に追われた大内義隆が寺内で自刃。
だいりしき【内裏式】
平安前期の有職故実書。3巻。嵯峨天皇の勅命により、藤原冬嗣らが撰。弘仁12年(821)成立。天長10年(833)清原夏野らが改訂。宮中の年中行事の方式などを定めたもの。
だざいおさむとわたし【太宰治と私】
石上玄一郎の回想録。副題「激浪の青春」。昭和61年(1986)刊行。旧制弘前高等学校で同学年に在籍した太宰治との青春時代や再会を描く。
ちおん‐じ【知恩寺】
京都市左京区にある浄土宗四大本山の一。山号は長徳山。円仁の開創といわれ、上賀茂神社の神宮寺だったが、法然の弟子源智が法然の御影堂を建立し改称した。元弘元年(1331)悪疫流行の際、後醍醐天皇の勅...
ちかい【誓い】
1 神仏に誓うこと。願(がん)。「禁酒禁煙の—を立てる」 2 将来、ある事を必ず成し遂げようと決心または約束すること。「—を交わす」 3 衆生(しゅじょう)を救おうとする仏・菩薩(ぼさつ)の願い...
ちかい‐の‐あみ【誓いの網】
仏・菩薩が必ず衆生を救おうと願い定めた誓いを網にたとえていう語。弘誓(ぐぜい)の網。