おくりび【送り火】
高橋弘希の小説。平成30年(2018)、雑誌「文学界」5月号に掲載。都会から青森県の廃校直前の中学に転校してきた少年を主人公に、陰湿ないじめと暴力に支配された中学生たちの閉鎖的な世界を描く。第1...
おさだ【長田】
姓氏の一。 [補説]「長田」姓の人物長田新(おさだあらた)長田秋濤(おさだしゅうとう)長田弘(おさだひろし)
お‐せったい【御接待】
1 四国八十八箇所を巡る遍路に茶菓や食事などをふるまったり、宿を提供したりする風習。 2 弘法大師(空海)の入定(にゅうじょう)日に、民家が空海像をまつり、客に料理や菓子をふるまう行事。山口や大...
お‐だいし【御大師】
「大師」を敬っていう語。特に、弘法大師をさす。
おぼれる【溺レる】
川上弘美の短編小説。同作を表題作とする短編小説集は平成11年(1999)刊行で、他に「さやさや」「百年」などの作品を収録。平成12年(2000)、第11回伊藤整文学賞および第39回女流文学賞を受賞。
おぼろづくよ【朧月夜】
源氏物語の中の「花の宴」「賢木(さかき)」の巻に登場する人物。二条太政大臣の娘で、弘徽殿(こきでん)太后の妹。朱雀院の御匣殿(みくしげどの)。のち、尚侍(ないしのかみ)。
おり‐のぼ・る【下り上る】
[動ラ四] 1 高い所と低い所との間をおりたりのぼったりする。のぼりおりする。「この国の海山より竜は—・るものなり」〈竹取〉 2 貴人の御前に出仕し、退出する。「女房ぞ弘徽殿に局して—・りける」...
おん‐けん【隠顕】
仏語。 1 隠れたものと、あらわれたもの。 2 浄土真宗で、浄土三部経について、観経と阿弥陀経は外にあらわされたものとしては方便の教えであるが、内にかくされている面では無量寿経の弘願の真実と一致...
かい【櫂】
詩を中心とする日本の文芸同人誌。昭和28年(1953)、茨木のり子、川崎洋らが創刊。同人に、谷川俊太郎、吉野弘、大岡信、飯島耕一らがいる。
宮尾登美子の小説。第二次大戦前の高知を舞台とする自...
か‐いく【化育】
[名](スル)天地自然が万物をつくり育てること。「異端邪説を除き以て万民を—したるが如き」〈加藤弘之・人民新説〉