がん‐どう【強盗】
《「がん(強)」は唐音》 1 「ごうとう(強盗)」に同じ。「この半七を掏摸(すり)の、騙(かた)りの、—のとは」〈浄・女腹切〉 2 「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」の略。
強盗(がんどう)打(う)・つ
強盗(ごうとう)に入る。「晩のとまりに寝所へ—・って」〈浄・孕常盤〉
がんどう‐がえし【強盗返し】
歌舞伎で、大道具を90度後ろへ倒し、底面を垂直に立てて次の場面に転換させること。また、その仕掛け。どんでん返し。箱天神(はこてんじん)。
がんどう‐ずきん【強盗頭巾】
頭・顔全体を包み隠し、目だけを出すようにした頭巾。苧(からむし)頭巾。目ばかり頭巾。ごうとうずきん。
ごうとう‐ずきん【強盗頭巾】
⇒がんどうずきん(強盗頭巾)
がんどう‐ぢょうちん【強盗提灯】
銅板・ブリキ板などで釣鐘形の枠を作り、中に自由に回転できるろうそく立てを取り付けた提灯。光が正面だけを照らすので、持つ人の顔は見えない。忍び提灯。龕灯(がんどう)。
ごう‐とう【強盗】
《古くは「ごうどう」とも》暴力や脅迫などの手段で他人の金品を奪うこと。また、その者。「—を働く」
ごうとうきょうせいせいこう‐ざい【強盗・強制性交罪】
⇒強盗・強制性交等及び同致死罪
ごうとうきょうせいせいこうとうおよびどうちし‐ざい【強盗・強制性交等及び同致死罪】
強盗が強制性交等(暴行または脅迫による膣性交・肛門性交・口腔性交)をする罪。刑法第241条が禁じ、無期または7年以上の懲役に処せられる。これによって人を死亡させたときは、死刑または無期懲役に処せ...
ごうとうきょうせいせいこうとう‐ざい【強盗・強制性交等罪】
⇒強盗・強制性交等及び同致死罪