柱(ちゅう)に膠(にかわ)して瑟(しつ)を鼓(こ)す
《「史記」廉頗藺相如伝から》琴柱(ことじ)を膠(にかわ)で動かないようにして瑟を弾く。状況の変化に対応できないことのたとえ。
ちん‐とん‐しゃん
[副]三味線や口三味線の音を表す語。「ちん」は三の糸を押さえた音、「とん」は二の糸を開放した音、「しゃん」は一の糸と二の糸を同時に弾く音。 [名]三味線の稽古のこと。
つうそう‐ていおん【通奏低音】
1 《(イタリア)basso continuo/(ドイツ)Generalbaß》バロック音楽の演奏で、チェンバロなどの奏者が低音旋律と和音を示す数字に基づいて即興的に和音を補いながら伴奏部を弾く...
つま【爪】
つめのこと。多く名詞や動詞の上に付けて用いる。「—先」「—弾く」「—覚えて調べられたる御琴どもかな」〈宇津保・俊蔭〉
つま‐おと【爪音】
1 琴爪で琴を弾く音。 2 馬のひづめの音。
つま‐ごと【爪琴/妻琴】
《爪で弾くところから》箏(そう)の異称。
つめ‐びき【爪弾き】
[名](スル)三味線などの弦楽器をつまびくこと。特に、小唄の三味線で、爪や撥(ばち)を使わないで指先で弾くこと。つまびき。
て‐ならし【手慣らし/手馴らし】
手になじませること。また、手を慣れさせること。「新品の万年筆を—に使ってみる」「—に一曲弾く」
でこ‐ぴん【凸ぴん】
《「でこ」は額のこと》相手の額を、中指で強く弾くこと。
とっちりとん
江戸時代、文化・文政年間(1804〜1830)に流行した俗曲。三味線の前弾きの終わりに「とっちりとん」と弾くところからの名。とっちりとん節。