べから◦ず
[連語]《推量の助動詞「べし」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 (文末に用いて)禁止を表す。…してはいけない。…するな。「展示品に手を触れる—◦ず」「乙若殿も泣く—◦ず。我も泣くまじきなり」...
べく‐して
[連語]《推量の助動詞「べし」の連用形+接続助詞「して」》 1 当然であるという状況で。「負ける—負けた」 2 …することはできても。「その本は読む—理解しがたい」
べし
[助動][べから|べく・べかり|べし|べき・べかる|べけれ|○]活用語の終止形、ラ変型活用語は連体形に付く。 1 当然の意を表す。…して当然だ。…のはずだ。「地方路線のいくつかはやがて廃止される...
まさ‐に【正に】
[副] 1 ある事が確かな事実であるさま。まちがいなく。本当に。「事実は—予言のとおりだった」 2 実現・継続の時点を強調するさま。ちょうど。あたかも。「彼は—車から降りた瞬間、凶弾に倒れた」 ...
まじ
[助動][まじから|まじく・まじかり|まじ|まじき・まじかる|まじけれ|○]《上代語「ましじ」の音変化》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。 1 打消しの推量の意を表す。...
む
[助動][(ま)|○|む(ん)|む(ん)|め|○]活用語の未然形に付く。 1 推量・予想の意を表す。…だろう。「御岳精進(みたけさうじ)にやあらむ、ただ翁びたる声に額(ぬか)づくぞ聞こゆる」〈源...
むず
[助動][○|○|むず(んず)|むずる(んずる)|むずれ(んずれ)|○]《推量の助動詞「む」に格助詞「と」が付き、さらにサ変動詞「す」の付いた「むとす」の音変化》活用語の未然形に付く。 1 推量...
むり‐からぬ【無理からぬ】
[連体]《形容詞未然形語尾に打消しの助動詞「ぬ」のついた「よからぬ」などの「からぬ」を「無理」につけてできた語》無理ではない。道理である。当然である。「彼が怒るのも—ことだ」
無理(むり)もな・い
もっともだ。当然である。「彼が怒るのも—・い」
もっとも【尤も】
[名・形動]道理にかなっていること。なるほどその通りだと思われること。また、そのさま。当然。「—な言い分」「いやがるのも—なことだ」 [接]前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容...