ナグシェ‐ラジャブ【Naghsh-e Rajab】
ササン朝ペルシア時代の遺跡。都市遺跡ペルセポリスの北約3キロメートルに位置する。ササン朝を建てたアルデシール1世とその息子シャープール1世の戴冠、ゾロアスター教の神官カルティールなどを描いた浮き...
ナグシェ‐ロスタム【Naghsh-e Rustam】
アケメネス朝ペルシア時代の王墓群。都市遺跡ペルセポリスの北約4キロメートルに位置する岩山の壁面を十字形に彫り込んだもの。クセルクセス1世、アルタクセルクセス1世、ダレイオス1世、ダレイオス2世の...
ナグレーシュワラム‐じいん【ナグレーシュワラム寺院】
《Nagleswaram Temple》スリランカ北部の都市ジャフナ近郊にあるヒンズー教寺院。市街北郊の町キーリマライに位置する。シバ神を祭る。創建は古く、18世紀のオランダ統治時代に再建。内戦...
なた‐ぼり【鉈彫(り)】
表面に丸鑿(まるのみ)の彫りあとを残した木彫。平安中期から鎌倉初期の関東から東北にかけて多くみられ、未完成のものとする説もあるが、仏像彫刻の一様式と考えられる。神奈川県弘明寺(ぐみょうじ)の十一...
なで‐うし【撫で牛】
伏した牛の形に作った素焼きまたは木彫りの置物。商家などで、なでて吉事を祈る。吉事のたびに、下に布団を重ねて敷いた。
なら‐いっとうぼり【奈良一刀彫】
江戸初期、奈良で始まった一刀彫り。また、それによる人形・動物など。奈良彫。→奈良人形
なら‐うちわ【奈良団扇】
奈良で作られる古雅なうちわ。もと、春日神社の神官が軍扇の形にならって作ったもので、天平模様や奈良の風物などが透かし彫りしてある。禰宜(ねぎ)うちわ。《季 夏》
なら‐にんぎょう【奈良人形】
奈良名産の木彫りの彩色人形。小形の一刀彫りで、根付け・置物とする。刀痕(とうこん)を残して仕上げるのが特徴。鹿などのほか、能楽の人形・舞楽人形も多い。江戸末期に森川杜園(もりかわとえん)がすぐれ...
なら‐ぼり【奈良彫】
1 装剣金工の一派、奈良派の手になる彫り物。 2 ⇒奈良一刀彫(いっとうぼり)
ナーランダ【Nalanda】
スリランカ中部にある仏教遺跡。8世紀頃に南インドの建築様式で建てられた石造の仏殿がある。ヒンズー教の影響が色濃く残り、同国では珍しい男女の交合の浮き彫りなどが見られる。またセイロン島のほぼ中心に...