ながやま‐きじゅん【永山基準】
刑罰として死刑を適用する際の判断基準。拳銃で4人を連続して殺害した永山則夫元死刑囚に対する判決で、最高裁が昭和58年(1983)に示したもので、(1)犯行の罪質、(2)動機、(3)態様(特に殺害...
なげき‐くら・す【嘆き暮らす】
[動サ四]一日中嘆いて送る。嘆きながら月日を送る。「—・したる夕暮れ、常よりも面影におぼえ給へ」〈成尋母集・詞書〉
なごや‐クアラルンプールほそくぎていしょ【名古屋・クアラルンプール補足議定書】
遺伝子組み換え生物(LMO)の輸出入に関する国際的な枠組みを定めたカルタヘナ議定書を補足する議定書。遺伝子組み換え生物の輸出入によって生態系に悪影響が生じた場合、締約国は、開発企業や輸送業者など...
なごり【余波】
《「なみのこり」の音変化》 1 波が打ち寄せたあと、渚のあちこちに残っている海水や海藻など。「難波潟(なにはがた)潮干の—よく見てむ家なる妹が待ち問はむため」〈万・九七六〉 2 強風の吹きやんだ...
なごり【名残】
《「余波(なごり)」から》 1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波(よは)。「台風の—の高波」「古都の—をとどめる」 2 人と別れるときに...
なごり‐な・い【名残無い】
[形][文]なごりな・し[ク]残るところがない。あとかたない。物事の影響や余韻がない。「打続いての快晴で空は—・く晴渡ッてはいたが」〈二葉亭・浮雲〉 「柴の戸をさすや日影の—・く春暮れかかる山の...
なつ‐いん【捺印】
[名](スル)印判をおすこと。また、おした印影。押印。「契約書に—する」
なつ‐むし【夏虫】
1 夏の虫。夏の夜、灯火に寄ってくる虫。火取り虫。《季 夏》「—や夜学の人の顔をうつ/召波」 2 ホタルの異名。「—の影見し沢のわすれ水思ひ出でても身はこがれつつ」〈続千載・恋四〉 3 セミの異...
なにわ‐づ【難波津】
上代、難波江にあった港。また、大阪港の古名。[歌枕]「千鳥鳴くふけひの潟を見渡せば月影さびし—の浦」〈聞書集〉
1 王仁(わに)が詠んだという「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くや...
なにわ‐ぶし【浪花節/難波節】
語り物の一種。江戸末期、説経節・祭文などの影響を受けて大坂で成立。初めはちょんがれ節・うかれ節などともよばれた。三味線の伴奏で独演し、題材は軍談・講釈・物語など、義理人情をテーマとしたものが多い...