かん‐にん【官人】
1 官吏。役人。かんじん。「ある国の祗承(しぞう)の—の妻(め)にて」〈伊勢・六〇〉 2 律令制で、太政官・各省・寮司などの、初位以上六位以下の役人の称。 3 平安時代、位の低い役人。特に、近衛...
かん‐り【奸吏/姦吏】
心のよこしまな役人。不正をはたらく役人。
かん‐り【官吏】
1 国家公務員のこと。役人。官員。「—登用」 2 明治憲法下で、天皇の大権に基づいて任命され、国家に対し忠順かつ無定量の公務に服した者。高等官および判任官をさす。
かん‐り【監吏】
1 監督する役人。 2 税関の職員。
かん‐りょう【官僚】
役人。官吏。特に、政策決定に影響力をもつ中・上級の公務員。
き‐しょく【貴職】
[名]高い位の官職。 [代]二人称の人代名詞。役人などを敬っていう。多く手紙や文書で用いる。
きも‐いり【肝煎り/肝入り】
1 双方の間を取りもって心を砕き世話を焼くこと。また、その人。「新聞社の—で30年ぶりの対面がかなう」 2 江戸幕府の職名。同職中の支配役・世話役。高家肝煎・寄合肝煎など。 3 江戸時代、村役人...
ぎょ‐ふ【魚符】
木製または銅製の、魚の形をした割符(わりふ)。中国の隋・唐の時代に、役人が宮中に出入りするときの証拠品とした。→魚袋(ぎょたい)
ぎん‐み【吟味】
[名](スル)《3が原義》 1 物事を念入りに調べること。また、念入りに調べて選ぶこと。「よく—した材料を用いる」 2 罪状を調べただすこと。詮議(せんぎ)。「役人の—を受ける」 3 詩歌を吟じ...
くご‐かた【供御方】
室町幕府の職名。供御所の役人で、将軍の日常の膳部を調えるもの。